[シャルル・オドゥアン]

韓国が、キューバと国交を結んだ。

外交部は「韓国とキューバは１４日（現地時間）、米ニューヨークで、両国の国連代表部が書簡を交わし、外交関係を結ぶことで合意した」と発表した。

キューバは、中南米のカリブ地域にある国のうち唯一、韓国と国交が結ばれていなかった国だ。今回キューバは、韓国と国交を樹立した１９３番目の国となった。

外交部は、今回の国交樹立について「韓国の中南米地域における外交強化に向けた重要な転換点。グローバル中枢国家として、韓国外交の地平をさらに拡大するだろう」と明らかにした。

続いて、「両国間の実質的な協力の拡大に寄与すると予想される。キューバを訪問する韓国人に対して、領事に関する体系的な支援も行えることを期待する」と付け加えた。

コロナ禍以前にキューバを訪れた韓国人は、年間約１万４０００人水準。２０２２年の両国の交易量は、輸出が１４００万ドル、輸入が７００万ドルだった。

外交部によると、韓国とキューバはこれまで文化や人的交流など、非政治分野を中心に交流と協力を拡大してきた。特に最近は、民間における活発な文化交流を通じて、友好が深まってきた。。このような影響が、今回の国交正常化にも寄与したものと評価される。ソウルでは、キューバ映画祭が開催された。また、キューバ現地では、ハバナ国際映画祭を契機に韓国映画の特別展が開催された。キューバ現地では、約１万人規模に及ぶ韓流のファンクラブが運営されるなど、両国の間で文化交流が着実に行われている。

韓国政府は、キューバ政府と相互の常駐公館を開設するなど、国交樹立の後続措置に向けた積極的な取り組みを行う予定だ。

caudouin@korea.kr