政策

2024.03.26

アフリカのウガンダで、高品質で多収品種の稲の種子を収穫する様子=農林畜産食品部

アフリカのウガンダで、高品質で多収品種の稲の種子を収穫する様子=農林畜産食品部


[オ・グムファ]

韓国がK-ライスベルト事業で、アフリカの6カ国で初めて、高品質で多収品種の稲の種子を収穫した。

農林畜産食品部と農村振興庁は25日、昨年スタートしたK-ライスベルト事業で、高品質で多収品種の稲の種子2321トンを収穫したと発表した。収穫量は、ガーナ(330トン)、ガンビア(180トン)、セネガル(66トン)、ギニア(1119トン)、カメルーン(111トン)、ウガンダ(515トン)。

K-ライスベルトは、公的開発援助(ODA)事業だ。米の生産不足で輸入に依存するアフリカ諸国を対象に、稲の種子生産団地を造成し、収穫量の多い稲の種子を生産、農家に普及する。



今回収穫した種子は、事業参加国との協議を経て、農家に普及あるいはアフリカ脆弱階層に提供される。

農林畜産食品部は今後、現地の種子の生産規模を拡大し、2027年までに年間1万トンの多収品種の稲を生産する計画だ。アフリカの人口3千万人に、食料を安定的に供給するのが目標だ。


今年からは生産団地内の耕地整理、用排水路の設置、農路整備などにも本格的に着手する予定だ。ガーナ、セネガル、ケニアなど主要拠点国に「公的開発援助デスク」を設置し、専門人材も派遣する。

農林畜産食品部のチョン・ヘリョン国際協力官は「今回、生産された種子が、アフリカの食糧安保問題の解決につながるように、K-ライスベルト事業をきめ細かくサポートしていく」と話した。

jane0614@korea.kr