発言する趙兌烈外交部長官=9日、ソウル、外交部
[テレシア・マーガレット]
韓国が2025年アジア太平洋経済協力会議(APEC)議長国としての活動を本格的に開始した。
外交部は9~11日、ソウルでAPEC非公式ハイレベル管理会議を開催したと発表した。同会議は、APEC加盟国間の協力策を議論する高官級会議で、毎年4回の公式会議、1回の非公式会議を開く。
韓国は、「Building a Sustainable Tomorrow-Connect, Innovate, Prosper(訳:私たちが作る持続可能な明日―連結・革新・繁栄)」 というテーマや重点課題を中心に、主要目標と成果を提示した。
APEC加盟国は、韓国がAPECの長期目標実現に貢献し、多角的貿易体制の悪化、供給網分断、深化するデジタル・ディバイド、気候変動といった世界的な課題の解決を図るテーマと重点課題を選定したと評価した。
また、韓国のリーダーシップへの強い支持と期待を示し、韓国が成功裏にAPECを開催できるよう積極的に協力することを明らかにした。
外交部は、「今回の会議は、韓国が2025年のAPEC議長国として開催する初の会議で、APECの全加盟国が出席した場で、域内の経済協力強化及び持続可能な成長を図るための協力方向や主要議題を公表する契機となった」と評価した。
APEC首脳会議は来年、 慶尚北道・慶州(キョンジュ)市で開催される。
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