長崎県にある軍艦島の様子＝聯合ニュース
[パク・ヘリ]
韓国政府は、日本が軍艦島などの近代産業施設をユネスコ世界文化遺産として登録したことに関連し、日本が後続措置を取らないことに対して、遺憾を表明した。朝鮮人は、日本による植民地時代に軍艦島に強制動員された。
外交部は１日、報道官名義の論評を出し、「ユネスコ世界遺産センターのホームページに公開された日本の近代産業施設登録における後続措置に関する報告書と関連し、世界遺産委員会の度重なる決定と日本が自ら約束した後続措置が忠実に履行されていないことに対し、改めて遺憾を表明する」と明らかにした。
さらに「韓国政府は日本が国際社会に自ら約束したように、関連後続措置を早急にかつ誠実に履行することを再度促す」と付け加えた。
日本は２０１５年７月、明治近代産業施設２３カ所をユネスコ世界文化遺産として登録した。登録された施設のうち、軍艦島を含む７カ所は１９４０年代に朝鮮人が強制的に動員された施設である。当時、日本は朝鮮人などが本人の意思に反して動員され、苛酷な条件で強制的に労役した事実を知らせる措置、犠牲者を賛えるための情報センター設置などの措置を約束した経緯がある。
先月３１日（現地時間）、ユネスコ世界遺産委員会が公式ホームページに発表した内容によると、日本は昨年１２月１日、日本の明治産業革命遺産に関する後続措置報告書を提出したが、韓国側の要請事項が全て反映されていないことが分かった。
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