イ・ジェミョン大統領(左)とベトナムのルオン・クオン国家主席=イ・ジェミョン大統領X
[チョン・ミソン]
イ・ジェミョン大統領が米国、日本、中国、チェコ首脳に続き12日、ベトナムとオーストラリア首脳とも電話会談を行った。
カン・ユジョン大統領室報道官は12日のブリーフィングで、「イ・ジェミョン大統領が午前9時30分から約25分間、ベトナムのルオン・クオン国家主席と就任後、初の電話会談を行った」と明らかにした。
イ・ジェミョン大統領は、ルオン・クオン国家主席に「韓国・ベトナムの包括的戦略パートナー関係を、さらに発展させていけるよう、緊密に協力していきたい」と話した。ルオン・クオン国家主席は、「ベトナムの経済発展と高度化を推進する上で、信頼できる核心パートナーである韓国との関係を強化していきたい。積極的に協力していこう」と応えた。
カン・ユジョン大統領室報道官は、「韓国とベトナムは包括的戦略パートナー関係だ。高速鉄道、原発などの分野で、協力を拡大・強化していくことで両首脳の意見が一致した」と伝えた。
イ・ジェミョン大統領は、ベトナムに進出している韓国企業のために、関心と支援を要請した。ルオン・クオン国家主席は、肯定的に応えた。
ベトナムは中国、米国に続き韓国にとってトップ3の貿易国である。現在、約1万社の韓国企業がベトナムに進出している。
イ・ジェミョン大統領は、午後5時から約15分間、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー 首相とも初の電話会談を行った。
カン・ユジョン大統領室報道官は、書面ブリーフィングで「オーストラリアが、韓国戦争参戦後に形成された信頼関係を土台に、両国は国防・防衛産業、クリーンエネルギー、核心鉱物サプライチェーンなど、多様な分野で協力してきた。今後とも協力を強化していくことで意見が一致した」と明らかにした。
両首脳は韓半島の平和と北朝鮮核問題の解決に向けて、緊密に疎通・協力していく。さらに、アジア太平洋経済協力体(APEC)創設メンバー国として、今年下半期に慶州(キョンジュ)で行われる2025APEC首脳会議が無事開催されるように、協力することで意見が一致した。
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