ウェアラブル・ロボットを体験する様子=文化体育観光部
[イ・ギョンミ]
スイスの有力ビジネススクール「国際経営開発研究所(IMD)」が発表した「2022年の世界デジタル競争力ランキング」によると、調査対象の63国・地域のうち、韓国は前年から4つ上がり8位だった。科学技術情報通信部が28日、伝えた。
IMDは2017年から毎年同ランキングを発表しており、「知識」「技術」「将来への備え」の3分野に分けて、各国のデジタル競争力を評価する。ビジネスや政府、社会におけるデジタル化への対応度合いなどを比べる。
3分野のうち、特に「将来への備え」の順位が前年より3つ上がった。具体的に見ると、行政への電子参加が1位だった。対面サービスを避けるようになり、ネットサービスが活性化したことを受け、インターネット小売りは2位から1位に上昇した。スマートフォン所持(16位→4位)などに支えられ、適応度部門で1位となった。
起業家の失敗への恐れは、前年の16位から2位へと跳ね上がった。世界のロボット分布、電子政府、サイバーセキュリティの順位も上昇した。
「技術」分野は、前年と同じく13位を維持し、「知識」部門は前年の15位から16位へと、1つ下がった。
1位はデンマーク、2位は米国、3位はスウェーデン。次いで4シンガポール、スイスの順だった。中国は17位、日本は29位だった。
同部は、韓国のランキングはアジア太平洋地域の国のうち、シンガポールに次いで2位、人口2000万人以上の27カ国・地域のうち、米国に次いで2位だと説明した。
同部の関係者は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領のデジタル革新ビジョンを実現するための『韓国デジタル戦略』を充実に実行し、デジタル競争力を持続的に改善していきたい」と話した。
km137426@korea.kr