科学技術

2024.09.10

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▲ 여러 금속이 녹아있는 용액에서 우라늄을 최대 95% 순도로 추출하는 기술을 개발한 주요 연구진의 모습. (왼쪽부터) 오맹교박사, 은희철 실장, 정준영 박사.

(左から)オ・メンギョ博士、ウン・フィチョル室長、チョン・ジュンヨン博士=韓国原子力研究院


[コ・ヒョンチョン]

韓国原子力研究院が、ウランを効率的に抽出する新技術を開発した。

韓国原子力研究院は10日、複数の金属が溶け込んでいる溶液から沈殿反応を通じて、ウランを最大95%の純度で抽出できる技術を開発し、韓国で特許を出願したと明らかにした。

放射性廃棄物総括管理室のウン・フィチョル博士が率いる研究チームは、特定の窒素化合物を利用し、ウランに選択的に反応する条件を見つけ出した。この条件をもとに、ウラン溶液に過酸化水素と窒素化合物を加え、ウランを効果的に沈殿させる技術を開発した。

研究チームが開発した新技術により、最大95%の高純度ウランを抽出できる。既存の多段複型工程で抽出したウランの純度は、75~85%に過ぎなかった。

新技術を活用すれば、環境的・経済的効果も期待できる。放射性廃棄物の中にあるウランを回収し、リサイクルすれば、残りは一般廃棄物として処理が可能だからである。

さらに、この新技術はウランによる土壌汚染や除塩などで発生した廃液の処理にも使える。二次廃棄物を50%以上減らすことができ、コストの大幅な削減につながると期待される。

今回開発された新技術は、科学技術情報通信部の支援により、2021年から行われてきた研究の成果だ。今年7月には、韓国で特許を出願した。今後、ウランの主要生産国などで海外特許も出願する予定だ。

キム・テクジン放射性廃棄物管理センター長は、「世界トップレベルのウラン抽出技術である」とし、「ウラン精錬法におけるイノベーションである」と述べた。また、「世界ウラン市場に参入し、韓国内におけるウラン需給を安定させたい」と話した。

hjkoh@korea.kr