韓国の首都ソウルが「2015年行くべき世界の名所52カ所」に選ばれた。ニューヨークタイムズ(NYT)がこのほど掲載した観光関連記事「2015年行くべき世界の名所52カ所」で、NYTは最近変化を経て新たに誕生した観光スポットを紹介した。
この記事を書いたコラムニスト、エリザベス・イーブス(Elisabeth Eaves)は、ソウルで行くべきところとして、トンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)、サムチョンロ(三清路)国立現代美術館ソウル館、ヨンサン(龍山)国立ハングル博物館を挙げた。
NYTが選定した「2015年行くべき世界の名所52カ所」にソウルが含まれた。写真は東大門デザインプラザ
NYTが紹介したDDPは、昔の東大門運動場の跡地に建てられた複合文化施設で、イラク出身のザハ・ハディッド(Zaha Hadid)氏が設計し、注目を集めた。NYTは、DDPについて、「銀色の宇宙船のような姿をしている。近くの古い商店街を超現代的な空間に変身させた」と説明した。
都心での日常の中で芸術作品に触れられる国立現代美術館ソウル館
国立現代美術館ソウル館については、「ニューヨークの現代美術館(MoMA)のようなところ」で、芸術愛好家のためのコースと紹介した。2011年に、クァチョン(果川)にある本館、古宮の中にある徳寿宮(トクスグン)館に続いて3番目に開館したソウル館は、都心での日常の中で市民が簡単にアクセスできる文化空間としての役割を果たしていると評価されている。
国立ハングル博物館は、韓国固有の文字「ハングル」に関する様々な情報を展示している
また、NYTは、昨年開館した国立ハングル博物館への訪問も勧めていて、韓国固有の文字であるハングルについて、「嘆声が出るほど(much-admired)極めて合理的な(ultra-rational)固有のアルファベット」と説明している。
NYTは毎年、自社の特派員や記者らからの推薦を受け、その年に行くべき世界の観光スポット52カ所を選定・発表している。このリストについて、NYTは、「新しく変わった要素があるところや、今年歴史的に意味のある場所を厳選した」と明らかにした。
1位は、5月から10月まで世界博覧会が開催されるイタリア・ミラノで、米国との国交正常化を宣言したキューバがその後に続いた。
* NYTの原文:
http://www.nytimes.com/interactive/2015/01/11/travel/52-places-to-go-in-2015.html *東大門デザインプラザの公式ホームページ:
http://www.ddp.or.kr *国立現代美術館の公式ホームページ:
http://www.mmca.go.kr/eng *国立ハングル博物館の公式ホームページ:
http://www.hangeul.go.kr/lang/en 記事:コリアネット イ・スンア記者
写真提供:コリアネット チョン・ハン記者、ニューヨークタイムズのキャプチャー画像、国立現代美術館
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