社会

2016.11.18

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2015年の人口住宅総調査(=国勢調査)によると外国人住民数が171万1,013人に達した。写真は中国、日本、米国などからの外国人観光客を歓迎する看板で溢れる明洞



韓国に在住する外国人数が171万人を超え、全人口の3.4%を占めることが分かった。

行政自治部と統計庁が14日に発表した「2015年地方自治体外国人住民現況」によると、韓国国内に滞在する外国人住民数は昨年11月1日の人口住宅総調査ベースで171万1,013人となった。

外国人住民調査を始めた2006年の53万6,627人と比較すると10年間で3倍以上になったことになる。全人口比での外国人住民の割合も2006年の1.1%、2009年の2.2%、2014年の3.1%から3.4%に急増した。

その外国人住民の60%以上が首都圏に集中している。京畿道(キョンギド)が32.1%(54万9,503人)と最も多く、ソウル23.9%(40万8,083人)、慶尚南道(キョンサンナムド)6.6%(11万2,387人)、仁川(インチョン)5.2%(8万9,515人)、忠清南道(チュンチョンナムド)5.2%(8万8,189人)の順に多い。

国籍別では中国出身の外国人が全体の52.8%の86万8,611人と最多で、次いでベトナム12.6%(20万7,383人)、インド・パキスタン・バングラデシュなど南アジア地域が5.7%(9万4,226人)、タイ4.9%(8万933人)、フィリピン4.8%(7万8,570人)、アメリカ3.9%(6万3,444人)、中央アジア3.1%(5万954人)、カンボジア3.1%(5万664人)の順となった。

また、外国人住民の滞在目的としては「労働」が全体の66.4%と最も多く、次いで「家族形成」が25.5%、外国人住民の親と同居する子供11.6%、結婚移民者8.5%、結婚帰化者5.4%などがあることが分かった。この他にも留学生4.8%、その他の帰化者(一般帰化、養子縁組など)3.3%などがある。

コリアネット ソン・ジエ記者
写真:コリアネット チョン・ハン記者
翻訳:イ・スミン
jiae5853@korea.kr