寒波注意報が発令された24日午前、上岩洞のハヌル公園を訪れた人々がススキ畑の脇の道を歩いている
朝の体感温度はマイナス9度。
24日のソウルの天気は季節が冬に移り変わったことを実感させた。
タンスの奥にしまっておいた分厚いコートとマフラー、帽子、手袋に身を包み出社する人々は都心の「身を刺すような風」に背中を丸めて、駆け足で会社へと急ぐ。
この秋ソウルで最も混雑したスポットの1つ、上岩洞(サンアムドン)のハヌル公園でも季節が移り変わる様子がみられた。
銀色の波に満ちていたススキ畑はいつの間にかところどころ隙間が見え、公園の一角にそびえ立つ煙突はしきりに蒸気を吐き出し、青く冷たい空を際立だたせる。秋真っ只中の時期は人でごった返していたススキ畑の道は、分厚い外套姿の人がまばらに見えるのみである。
体感温度がマイナス9度まで下がった24日の午前。ハヌル公園は閑散としている。秋の広大なハヌル公園が銀色のススキの波を見に来た人々で満ちていた展望台に人気はなく、公園をいっぱいに埋め尽くしていたススキも今は刈り整えられている
気象庁によると今冬の気温は平年並みか多少低くなり、気温の変動が大きくなりそうだ。
12月中旬以降は大陸の高気圧の影響を周期的に受け、乾燥した冬晴れの寒い天気が続く見込み。なお、1月は一時冷たい大陸高気圧に広く覆われ、大幅に気温が下がり、気温の変化が大きい見込みだ。
記事・写真:コリアネット チョン・ハン記者
翻訳:イ・スミン
hanjeon@korea.kr
強風に見舞われた24日午前、青い空と対象的な銀色のススキ畑が去りゆく秋を惜しみハヌル公園を訪れた人々を楽しませてくれる
気温が大幅に下がった24日。写真は青い空の向こうにソウルの都心と漢江がくっきりと見えるハヌル公園の様子