社会

2018.07.31

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文在寅大統領の自叙伝「文在寅の運命」について書評したザ・ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス=ザ・ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス



[ミン・イェジ、キム・ウニョン]

米国の有力書評紙である「ザ・ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス(The New York Review of Books)」は、「韓国を照らす月(Moon Over Korea)」と題する書評(8月16日出版予定)で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の自叙伝「文在寅の運命」を紹介した。

「文在寅の運命」は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の逝去2回忌を迎えて、盧元大統領と参与政府について、盧武鉉の一生の同志である文大統領が語った作品。

書評で、キム・テミさんは「文在寅大統領は、任期13カ月ぶりに米朝首脳会談が開催されるよう協力した」とし、「象徴的ではあるが、(彼は)20年以上の政治家としての人生で、彼が求めていた目標を達成した。これは(戦争を経験した)韓国人と韓国の傷を癒す方向へ一歩近づいた」と書いた。

また、「文大統領が盧元大統領の精神を仰いでいるのは否定できないが、彼は完全に新しいリーダー」とし、「(文大統領は)原則のある進歩主義者、完全に腐敗してない民主主義を求める理想主義者」と評した。

続いて「まだ韓国には、ろうそく革命の精神が生き残っている」とし、「彼を批判する人や私が出会った全ての人々は、文大統領のことを『基本的に良い人(fundamentally decent)』として捉えた」と書いた。

その上で「文大統領は、カリスマより真正性のあるリーダーで、機敏に働く人」と評しながら、ドナルド・トランプ米大統領の米朝首脳会談の取り消し後、文大統領が米朝首脳を会談テーブルに導いたことも紹介した。

一方、青瓦台(大統領府)のソン・ジョンファ行政官は、青瓦台SNSライブ放送プログラム「11時50分、 青瓦台です」で「ザ・ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックスは、米国の権威ある媒体で、キム・テミさんは、人権弁護士出身の自由寄稿家だ」と紹介した。

この書評が掲載される8月号は16日米国で出版される予定。

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大統領就任1周年を迎えて出版された「文在寅の運命」表紙=BOOKPAL



jesimin@korea.kr