イベント「ゴミと動物と詩」が一民美術館で開かれた=25日、ソウル、アイクリックアート
だからどうなったの
どうなったのだろう
百年も生きない(存在が)
千年にわたって無くならない(ゴミを作り)
(自然環境を)万年も害する話
-ユ・ヒギョン詩人の「質問」より-
ゴミや動物などの自然環境をテーマにした詩「質問」は、ゴミが動物の命を脅かすという内容だ。
全世界の人々は、海のゴミやプラスチック問題を巡って頭を抱えている。ゴミ問題を詩で表現するイベント「ゴミと動物と詩の夜」が25日夜、ソウルの一民美術館で開かれた。
テーマは、「ゴミ」と「動物」。キャンペーン団体「動物の飼育祭」と市民たちは7月より1カ月間、ネット上で、詩を募集したり、ゴミ問題を映像や写真で紹介したりした。動物に変装し、タンブラー使用を勧めるキャンペーンも行った。
イベント「ゴミと動物と詩」に参加し、キャンペーンを行う市民たち=23日、ソウル、Magazine SSSSL
詩人や市民たちは、詩100編を朗唱し、キム・サンハ博士は「韓国産ゴミが海洋生態系に及ぼす影響」について研究発表を行った。
同イベントを総括企画したキム・ハンミンさんは、「言葉を凝縮した『詩』のように、ゴミも削減しなければならない」と強調した。
キム・ハンハ博士は、ウミガメやカモメの体内にプラスチックが溜まる事例を紹介した上で、「海洋動物がゴミのせいで死んでしまうのは悲惨なことだ」とし、脱プラスチック化を主張した。
ゴミで苦しむウミガメについて詩を作り、朗唱したユ・ギョングンさんは、「人間が健康に生きる動物の権利を奪っている」と指摘し、「人間と動物は痛みを感じる同じ生物という考えからスタートすべきだ」と述べた。
友達と来場したシン・ジヒさんは、「科学的なデータ分析と感性を刺激する詩が融合されて感動的だった」とし、「無意識にプラスチック製品を使ってきたことを反省した」と述べた。
詩作りや講義、音楽公演などの様々なプログラムは27日まで行われた。