インタビューに応じるベルギー出身のジュリアン・クィンタート氏=6月24日、ソウル、キム・シュンジュ撮影
[ソウル=ソ・エヨン、キム・ウニョン]
統計庁が発表した「2018年外国人住民現況」によると、韓国に在留する外国人は205万4621人で、韓国の総人口の4%を占めている。
韓国の多文化社会への進行状況は「進入段階」で、それにおける様々な政策・制度の変化が注目されている。
法務部は先月1日、外国人登録証明書(Alien Registration Card)に使われた「エイリアン(Alien)」という単語(英語表記)を「フォーリン(Foreign)」に変えるとの方針を決めた。在住経験とノウハウを共有する仕事をしている、欧州やアジアなどの22カ国35人の移民者からの提案が受け入れられた。
ベルギー出身のジュリアン・クィンタート氏は、韓国社会の一員としてこの動きに参加し、「小さな動きであるが、外国人には大きな変化」と強調した。
彼は、エイリアンという単語が非英語圏の外国人にとっては「異邦人」「宇宙人」に捉えられる恐れがあったが、これからは自分のアイデンティティが明確になり「とてもうれしい」と述べた。
法務部は、外国人登録証明書(Alien Registration Card)の英語表記を、外国籍の人・外国人を表す「Foreign National Card」「Foreign Residence Card」に変更するとの考えを示した。
既存の外国人登録証=法務部