新型コロナウイルスワクチンを生産している製薬メーカー「SKバイオサイエンス」工場現場を視察する文在寅大統領=1月20日、慶尚北道・安東、聯合ニュース
[イ・ジヘ、キム・ウニョン]
世界保健機関(WHO)は15日(現地時間)、イギリスの製薬大手アストラゼネカと、同国のオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンの緊急使用を承認した。
緊急承認されたのは、中身は同じだが、アストラゼネカからのライセンス契約に基づき製造される二つのワクチン。韓国のSKバイオサイエンスとインドのセラム・インスティテュート・オブ・インディア(SII)がそれぞれ製造する。
テドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、ビデオ会議で記者会見し、「ワクチンの品質や安全、効能などを保障する」と語った。
米ファイザー製に続いて2例目。WHOによる緊急使用承認は、各国でワクチンを共同購入する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」で分配を進める前提となっている。
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