「KFグローバル eスクール」で韓国学講座を受講する学生たちの様子=韓国国際交流財団
[イ・ジヘ、イ・ギョンミ]
世界各国の大学で韓国学の授業を受ける学生が4万人を超えた。
韓国国際交流財団(KF)は18日、「KFグローバル eスクール」事業を通じて過去10年間、55カ国220の大学に2070の韓国学(韓国語)講座を開設・支援し、4万人あまりの外国人大学生が授業を受けたと発表した。
「KFグローバル eスクール」は、韓国内の大学が海外大学に韓国学に関する講座を作って教育コンテンツを提供し、KFは必要な費用の支援と共に大陸・国家・地域別に講座を手配する事業である。海外で韓国学授業への需要が増えていることを受け、2011年からネットを通じてリアルタイム・VOD(注文型ビデオ)の講座を配信している。
事業がスタートした2011年には、11カ国18の大学で行われた35の講座に739人が受講した。2020年には29カ国112大学で行われた337の講座に8775人が受講するなど、ここ10年間で10倍以上に増えた。
韓国招待プログラムで、32カ国91校から604人が韓国を訪問した。
KFによると、社会科学分野が77%で最も多く、次いで韓国語と人文科学がそれぞれ10%、芸術・体育・工学などは3%だった。
受講生は、アジア系が56%で最も多く、次いで東ヨーロッパ・独立国家共同体16%、中南米11%、西ヨーロッパ8%、北米7%、アフリカ・中東2%の順だった。
2021年10月の時点で、韓国内16の大学と海外49カ国・147の大学がこの事業に参加し、455の講座が開設されている。
この事業に参加し、海外に講座を配信している韓国内の大学は高麗大学・ソウル大学・成均館大学・延世大学・韓国外国語大学など、16校。
米国のミシガン大学、メキシコのヌエボレオン自治大学、ドイツのテュービンゲン大学などは、大陸別拠点大学に指定されており、地域内で参加する大学の間で韓国学講座に関する情報などを共有する役割を果たしている。
jihlee08@korea.kr