社会

2024.03.11

昨年、韓国を訪れた外国人観光客のうち、30歳以下の割合が全体の3分の1を超えた。写真は昨年5月、慶尚南道・南海郡を訪れ、海産物を見ている名誉記者団の様子=コリアネットDB

昨年、韓国を訪れた外国人観光客のうち、30歳以下の割合が全体の3分の1を超えた。写真は昨年5月、慶尚南道・南海郡を訪れ、海産物を見ている名誉記者団の様子=コリアネットDB


[キム・ソナ]

昨年、韓国を訪れた外国人観光客のうち、30歳以下が占めた割合が、3分の1を超えたことが分かった。

外国人観光客の年齢が下がったのは、KーPOPなどの韓流コンテンツの人気が決定的な影響を及ぼしたものと分析される。

11日、韓国観光公社の「韓国観光データラボ」によると、昨年に韓国を訪れた外国人観光客1103万人のうち、35.6%を占める393万人が30歳以下だった。このうち21~30歳は279万人で25.3%、20歳以下は113万人で10.3%を占めた。続いて31~40歳は227万人(20.6%)、41~50歳は162万人(14.7%)、51~60歳は(12.2%)、61歳以上は111万人(10.1%)の順だった。全体の数値には、乗務員76万人も含まれている。

10年前の2013年には、30歳以下の外国人観光客の割合が27.6%だった。10年間で8%ポイント増加したことになる。

国別に見ると、昨年の訪韓客数1位を記録した日本人観光客の30歳以下の割合は42.3%。10年前より15.7%ポイント増加した。訪韓客数2位を記録した中国人観光客の30歳以下の割合は38.3%。10年前より8.8%ポイント増加した。

昨年、フランス人観光客の30歳以下の割合は43.6%で、10年前より15.0%ポイント増加した。イギリスは34.4%で13.7%ポイント、ドイツは33.9%で13.9%ポイント、オランダは32.9%で14.1%ポイント、イタリアは27.2%で16.0%ポイント、それぞれ増加した。

中南米のメキシコは、同期間26.0%から36.9%へと30歳以下の観光客の割合が大きく増加した。米国は、同割合が25.8%から28.5%に増加した。

K-POPをはじめとする韓国文化への関心が世界的に高まったことから、世界中から韓国を訪れる若者たちが増加したものとみられる。韓国文化観光研究院は11日に、昨年10~12月に韓国を訪れた外国国籍の旅行客約4000人を対象に実施した「2023年度第4四半期の外来観光客調査」の結果を発表した。この発表によると、韓国旅行に関心を持ったきっかけとして「韓流コンテンツ」を選んだ外国人観光客が最も多く、31.9%だった。

sofiakim218@korea.kr