ウ・イルヨン作家の「主、奴隷、夫、妻」(左)、ウ・イルヨン作家=ウ・イルヨン作家のインスタグラム
[オ・グムファ]
[映像=ピューリッツァー賞YouTubeチャンネル]
韓国系アメリカ人作家のノンフィクション作品がピューリッツア―賞を受賞した。
ピューリッツァー賞選考委員会は6日(現地時間)、「Master Slave Husband Wife(訳:主、奴隷、夫、妻)」の作家であるウ・イルヨン氏が同賞の伝記・自伝部門の共同受賞者に選ばれたと発表した。
ピューリッツアー賞の図書、ドラマ・音楽部門で、韓国系作家による受賞は今回が初めて。
同作品は、1848年、奴隷制度が存在した米南部・ジョージア州を背景に、農園主と奴隷に変装し、思い切って北側への脱出を実行した奴隷、クラフト夫婦の物語を描いた作品。
昨年には、ニューヨークタイムズ紙が発表した「今年のベスト・ブック10選」にも選ばれた。
マーティン・ルーサー・キングの物語を描いた「King:A Life」の著者、Jonathan Eig氏がウ氏と共同受賞した。
1917年に創設されたピューリッツアー賞は、米国で最も権威のある賞。ニュースや報道写真などを対象とするジャーナリズム部門と、文学や音楽を対象とする図書、ドラマ・音楽部門に分かれる。