2027開催予定のWYDのテーマ聖句と公式ロゴが発表される様子=24日(現地時間)、バチカン、カトリック・ソウル大教区
[テレシア・マーガレット]
「勇気を出しなさい。わたしは既に世の中に勝っている」(ヨハネによる福音書16章33節)
2002年にソウルで開催予定の「世界青年の日(ワールド・ユース・デー、WYD)」のテーマとなる聖句と公式ロゴが24日(現地時間)、バチカンで発表された。
カトリック・ソウル大教区は、ロゴについて「韓国の国宝である絵画作品『仁王霽色図』の線からモチーフを得て、韓国の伝統書芸技法で『ソウル』という文字を表記した」とし、「『ソウル』という文字の中から、英文字『W』『Y』『D』を見つけることもでき、東洋と西洋の調和を表現した」と説明した。
WYDは、1984年、当時の教皇ヨハネ・パウロ二世の提唱で始まったカトリックの若者の祭典である。1週間にわたって行われ、世界各地からカトリック信者の若者たちが一堂に会する。毎回、ローマ教皇が参加し、世界的に注目される。
2027年に開催されるWYDの公式ロゴ=カトリック・ソウル大教区
バチカン市国の壁には、韓服を着用した聖母を描いた聖画が初めて設置された。韓国人アーティストのシム・スンファ氏の作品に基づいて制作されたもので、20日(現地時間)に公開された。
この作品は、横100cm、縦150cmのモザイク作品で、聖母子が韓服を着ている。聖母が地球を手にした幼児のイエスを抱いている様子は、世界の平和を祈る意味を象徴的に表現する。
駐教皇庁韓国大使館は28日まで、韓国文化週間を開催する。韓国と教皇庁間における友好協力関係を、文化分野にまで拡大する様々なイベントが開催される。
バチカン市の壁に設置された、韓国を着た聖母子のモザイク作品=20日(現地時間)、バチカン、聯合ニュース
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