取材について話し合うKOREA.netの記者ら。(左から)ソ・エヨン、イ・ギョンミ、シャルル・オデゥアン、テレシア・マーガレット=13日、ソウル、パク・デジン撮影
[イ・ギョンミ]
2024年も残すところあとわずか。KOREA.netはこの1年間、韓国のニュースを伝えるために、江原道・慶尚道・全羅道・済州島など、全国各地を訪れた。
2024年にKOREA.net記者らが制作した韓国語の記事は計1263件。(12月20日の時点)このうち、記者らがアイディアを出して、自ら現場へ取材に行った「企画記事」は167件だった。
企画記事167件のうち72件(約43%)は、4人の記者が制作した。ソ・エヨン(中国)、イ・ギョンミ(韓国)、テレシア・マーガレット(インドネシア)、シャルル・オデゥアン(フランス)は13日、1年間を振り返り、記事では書ききれなかった取材の裏話を話した。
(左から時計回りに)今年6月に「韓・アフリカ首脳会議」を取材するソ・エヨン、フランス・ギメ東洋美術館の関係者にインタビューするシャルル・オデゥアン、慶州国立博物館で説明を聞くイ・ギョンミ、アイドルグループ「Big Ocean」と話し合うテレシア・マーガレット=記者提供
―1年間、取材を行った感想は。
エヨン:今年は、取材を通じて私が会いたかった人に会えて本当に幸せだった。セリーヌ・ソン監督、コラムニストのコリン・マーシャル氏、ジョージ・ミラー監督など、様々な人物にインタビューすることで多くのことを学んだ。韓国コンテンツが海外から大きく脚光を浴びていることを肌で感じた機会にもなった。
マーガレット:私が興味を持っている分野の企画記事を初めて書くことができた。思ったより難しくて戸惑うこともあったけど、「取材って、こういうものなんだ」と気づいた。取材を通じて個人的に成長できたので、私にとっては忘れられない年になると思う。
シャルル:現場で見たこと、聞いたことをKOREA.netの読者に伝えるのが本当に面白く、楽しかった。イベントを取材する際には記者として、インタビューの際には一人の人間として、体験したことを記事にする際には外国人の目で書くなど、様々な観点から韓国のニュースを伝えるようにした。
―取材をして感じたことは。
シャルル:現場では状況がどうなるか分からないので、入念に準備をしておく。実際に行ってみると、予想とは全然違う時も結構あるので厳しい。私が書こうとしていた記事の方向性を一から直さなければならないからだ。
エヨン:インタビューの場合、準備をしすぎて情報があふれると、逆効果になることもある。他の記事とは違う、新しい内容を引き出すのが簡単ではないからだ。記事の方向性がはっきりしていないと、取材は難しくなる。
マーガレット:インタビューをする時、動画を撮ることがあるが、これがなかなか大変だ。カメラの前では、私も取材をスル相手も緊張してしまう。ミスをして、何回も取り直すこともある。取材を行うのは、本当に難しいものだ。
左は、6月に行われた「2024韓・アフリカ首脳会議」の取材が終わった後、記念撮影をスルソ・エヨン、シャルル・オデゥアン、イ・ギョンミ。右は、4月、「Big Ocean」のインタビュー終了後、一緒に写真を撮るテレシア・マーガレット=イ・ギョンミ、テレシア・マーガレット提供
―記憶に残っている取材は。
マーガレット:聴覚障害者からなるK-POPアイドルグループ「Big Ocean」にインタビューしたことだ。有名人に会えるなんて!取材を依頼しても、断られることも多い。でも、Big Oceanは歓迎してくれて、楽しく取材ができた。また会える日が来るのかな(笑)。アクセス数も多く、取材の原動力になった。
エヨン:ジョージ・ミラー監督とポン・ジュノ監督のツーショットが見られたのは、KOREA.netの記者であるからこそ可能な、本当に意味のある経験だった。両監督が韓国コンテンツについて長時間語り合う様子がとても印象的だった。
ギョンミ:「韓国の食まつり」「韓国の博物館 必見の文化財」のシリーズ記事を書いたことが記憶に残っている。大邱、慶州、済州など、全国各地を回るのは大変だったけど、地域ごとのおいしい食べ物を味わうことができたのは、よかったと思う。とにかく、KOREA.netのコンテンツ制作に貢献できたことは、とてもうれしい。それから、今年11月に掲載された「イカゲーム」シーズン2の記事も印象深い。撮影現場と訪れたのは昨年12月だったので、1年前のことを思い出すのに少し苦労した。
―KOREA.net読者に一言。
ギョンミ:来年も全国各地へ取材に行くつもりだ。特に、日本語のページの担当者として、韓国と日本の国交正常化60周年を取り上げる取材も行う予定なので、期待してほしい。
マーガレット:2025年には読者とコミュニケーションしたい。公式のフェイスブックやインスタグラムアカウントに、KOREA.netが伝えてほしい韓国のニュースを教えてもらいたい。読者の皆さんの意見は、いつでも大歓迎だ。
エヨン・シャルル:良質なコンテンツを作るために頑張っている。これからもぜひKOREA.netを愛してほしい。
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