ハル・バルガス遺跡=国家遺産庁
[テレシア・マーガレット]
韓国とモンゴルが、モンゴルの国家指定建築遺産である「ハル・バルガス遺跡」の共同調査に着手した。
国家遺産庁が、モンゴル文化部傘下の国立文化遺産センターと協力する。22日までに「ハル・バルガス遺跡」の安全状態を点検し、保存状態を総合的に調査すると14日、明らかにした。
今回の調査は、両国が昨年締結した「韓国・モンゴル文化遺産安全防災交流協力」に伴う後続措置だ。
「ハル・バルガス遺跡」は、モンゴルのボルガン地域にある遺跡で、10世紀に建立された城郭と17世紀の仏教寺院を含まれている。
今回の調査は2022年、16世紀の仏教寺院である「エルデネゾ寺院」の調査を皮切りに続いた4回目の共同調査だ。
城郭と寺院を中心に、文化財の構造安全性と保存状態などの総合的な診断に重きが置かれた。
調査結果は、2027年に総合報告書として発刊される予定だ。
両国は今回の調査を機に、文化遺産安全防災分野における技術交流や協力をさらに強化する計画だ。
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