「２０１８平昌冬季オリンピック·パラリンピックのメダル発表会」でメダルを見せている、左からスキージャンプ選手のヤン・スンウク、ショトートラック選手のナム・ヒョンユル、カーリング選手のイ・ヒソン＝２１日、ソウルＤＤＰ、ゾン・ハン撮影
[ソウル＝ソン・ジェ、キム・ウニョン]
文化体育観光部とオリンピック組織委員会は「２０１８平昌冬季オリンピック·パラリンピック（２０１８平昌冬季オリンピック）」のメダルを公開した。
２１日午前、ソウルＤＤＰで金・銀・銅メダルを公開するイベントが開催された。また、米ニューヨークのメトロポリタン博物館でもイベントが開催され、文在寅（ムン・ジェイン）大統領も参席した。
「メトロポリタンで平和オリンピックに向けた平昌の夜」イベントで、元スピードスケート選手のキム・キジンに金メダルを渡している文在寅大統領＝２０日、米ニューヨークメトロポリタン博物館、青瓦台
直径９２．５ミリのメダルは、ハングルをモチーフにした。
メダルの横面には、「平昌冬季オリンピック」のハングルの子音部分（ㅍ,ㅇ,ㅊ,ㅇ,ㄷ,ㅇ,ㄱ,ㅇ,ㄹ,ㄹ,ㅁ,ㅍ,ㄱ）が立体的に刻まれている。表面にはオリンピックの伝統に従って左上に五輪マークが配置され、「選手の努力と忍耐」を表現したダイナミックな斜線があしらわれている。裏面には大会のエンブレムと種目名が刻まれた。
メダルをデザインしたイ・ソクウ氏は「オリンピック競技を４年間準備している選手の過程を『種』を育てる過程に結び付けて意味を盛り込んだ」とし、「『ハングル』は韓国文化の『種』でありながら『根』だと思った。これをメダルに表現した」と説明した。
メダルを首にかけるためのリボンは、韓服に使われる甲紗（薄い絹）素材で、雪の結晶のパターンと刺しゅうが施された。メダルを首にかけると長さは４２．５センチになる。
メダルケースは、韓国伝統瓦屋根の曲線を表す原木素材で、韓国的要素を加えた。
文大統領は「１４２日後、皆さんは世の中で最も熱情的で創意的な人々に出会える」とし、「２０１８年２月に韓国の平昌（ピョンチャン）へ皆さんを招待する」と話した。続いて「平和の平（ピョン）と繁昌の昌（チャン）を合わせて作られた平昌は和合と平和の増進を追求するオリンピックの精神だ」と付け加えた。
「２０１８平昌冬季オリンピック·パラリンピックのメダル発表会」でメダルを公開している文化体育観光部長官の都鍾煥長官（中）＝２１日、ソウルＤＤＰ、ゾン・ハン撮影
ソウル公開イベントに参加した文化体育観光部の都鍾煥（ト・ジョンファン）長官は、「ソウルで平昌冬季オリンピックのメダルを全世界に紹介した」とし、「韓国文化・服・文字を素材にデザインした」と述べた。
続いて、「韓国文化が全世界に美しく広がると思う」とし、「（オリンピックを通じて）韓国の底力 や文化の優秀性を全世界に知らせることで、団結した（韓国）国民を知らせる契機になることを希望する」とし、「熱情の所産でありながら、感動のメダルになることを願う」と付け加えた。
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