スポーツ

2022.10.19

Thomas Bach

「ソウルオリンピックレガシーフォーラム」の開会式で基調演説を行う国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長=18日、ソウル


[ユン・ソジョン]
[写真=聯合ニュース]

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が18日、ソウル市内のホテルで開かれた「ソウルオリンピック・レガシー・フォーラム」(SEOUL OLYMPIC LEGACY FORUM)の開会式で基調演説を25分間行い、1988年ソウルオリンピックの遺産について好評した。

バッハ会長は、1988年ソウルオリンピックについて「全世界の人々にとって、一生忘れられない思い出になった」とし、「(選手の)競技力が向上し、人々は情熱にあふれていた」とコメントした。

また、同大会を記念して造られた「オリンピック公園」(145万平方メートル)について「スポーツ試合や市民による文化体験の場所として使われており、オリンピックの遺産(レガシー)を残した」とし、「近代オリンピックの創立者、ピエール・ド・クーベルタン男爵が主張する『スポーツと文化交流の調和』を継承している」とコメントした。

バッハ会長は「同大会の競技場の活用率は93%で平均値より高い」とし、「オリンピックの手本となる」と強調した。オリンピック遺産は、閉幕後に残る遺産を地域社会が活用し恩恵を受けることや、長期間にわたりオリンピックの精神を継承することを目的とする。「同大会がその目的を実現した」と強調した。

このほか、2024年パリオリンピックと2028年ロサンゼルスオリンピックが推進中のプログラムを紹介し、2036年夏季オリンピック開催を推進するソウル市にアドバイスを送った。

同フォーラムは、国民体育振興公団が主催し、18~19日に開かれた。テーマは「オリンピックの遺産と未来世代」。開会式には文化体育観光部のチヨウ・ヨンマン第2次官、潘基文(バン・ギムン)IOC倫理委員長など、関係者200人が出席。


Olympic Park

オリンピック公園の風景


arete@korea.kr