経済

2016.07.29

エスビオのエドゥアルド・アブアウド(Eduardo Abuauad)社長(左)と韓国水資源公社のイ・ジノ水道事業本部長がチリ・タルカの有収率向上事業の契約を締結して記念撮影をしている

エスビオのエドゥアルド・アブアウド(Eduardo Abuauad)社長(左)と韓国水資源公社のイ・ジノ水道事業本部長がチリ・タルカの有収率向上事業の契約を締結して記念撮影をしている





韓国の水管理技術がチリとイランの水資源システムに適用される。

韓国水資源公社は20日、チリの民間水道事業者のエスビオ(Essbio)と15万ドル規模の有収率向上事業の契約を締結した。

有収率とは、浄水場で生産された水道水のうち実際に家庭に供給された割合のこと。チリは上水道の普及率は高いものの、メンテナンスが不十分であるため平均有収率が66.3%に留まっている。とくに本事業が行われるタルカ(Talca)市の一部では有収率が37.9%にも満たないのが現状だ。

韓国水資源公社は今後の6カ月間、タルカ市の流量を監視するとともに有収率管理システムを構築して技術コンサルティングを行う。今回の事業により有収率を10%以上向上させることを目指している。

斗山重工業のユン・ソグォン副社長(左)とサゼ・サザンのレザ・ハダディアン(Reza Haddadian)会長が 海水淡水化プラント建設の契約を締結して記念撮影をしている

斗山重工業のユン・ソグォン副社長(左)とサゼ・サザンのレザ・ハダディアン(Reza Haddadian)会長が 海水淡水化プラント建設の契約を締結して記念撮影をしている





これに先立ち6月27日には、斗山(トゥサン)重工業がイランの民間業者サゼ・サザン(Sazeh Sazan)と2,200億ウォン規模の海水淡水化プラント建設工事の契約を締結した。

イラン南部のホルモズガーン(Hormozgan)州の州都、バンダレ・アッバース(Bandar Abbas)地域に建設されるこのプラントは、鉱山向けの淡水を生産することになる。1日の淡水生産量は約20万トンと、67万人が同時に利用できる量に当たる。

斗山重工業は設計から資機材の供給やメンテナンスをすべて担当し、2018年10月の竣工から12年間メンテナンス業務を行う予定。

コリアネット イ・ハナ記者
写真:水資源公社、斗山重工業
翻訳:イム・ユジン
hlee10@korea.kr