釜山港の様子＝聯合ニュース

［キム・ウニョン］

韓国銀行（中央銀行）が５日発表した２０２０年度の国際収支（速報値）によると、貿易や投資によるお金の出入りを示す経常収支の黒字額が前年同期比２６．１４％増の７５２億８０００万ドル（約７兆９５００億円）だった。

これは２０１８年以来、最大額であり、韓国銀行が発表した予想値（６５０億ドル）を上回った。

新型コロナウイルス感染症の影響で、輸入が輸出より大幅に減少し、商品収支（貿易収支に相当）が改善されたことが響いた。

輸出額は前年比７．２％減の５１６６億ドルで、輸出額も８．８％減の４３４６億６０００万ドルだった。

情報通信機器（１３．０％）と半導体（５．４％）の輸出額が増えた半面、石油製品（４０．３％）や鉄鋼（１０．３％）の輸出額は減った。

商品収支の黒字は、前年比６．６％増の８１９億５０００万ドルだった。サービス収支の赤字は３９．７％減の１６１億９０００万ドルだった。

企画財政部のキム・ヨンボム第１次官は、「新型コロナ時代の成果」とし、「商品やサービス収支などの対外競争力が韓国経済を安全に維持した」と評価した。

eykim86@korea.kr