液化石油ガス(LPG)運搬船=韓国造船海洋
[ユン・ダヒ]
韓国が高付加価値・エコ船舶分野で世界シェア1位であることが分かった。
産業通商資源部が6日に発表した資料によると、去年1年の間、世界で発注された大型液化天然ガス(LNG)運搬船やコンテナ船、大型タンカーのような高付加価値船舶は2079万CGT(標準貨物船換算トン数)で、このうち韓国が58%に達する1198万CGT(149隻)を受注した。
特に、最近、過去最高の船価を記録しているLNG運搬船の場合、世界で発注された1452万CGT(168隻)の70%に迫る1012万CGT(117隻)を韓国勢が受注した。
エコ船舶も、全世界の発注量2606万CGTのうち、5割の1312万CGTを韓国が受注し、トップとなった。代表的なエコ船舶であるLNG推進船の受注量も韓国が1位だった。去年、世界で発注されたLNG推進船2253万CGT(381隻)のうち、54%の1209万CGT(167隻)を韓国が受注した。
エコ船舶とは、LNGやメタノール、LPG、電気などを燃料とする船舶のことで、国際海事機関(IMO)の環境規制強化を受け、発注が急増している。
去年1年間、韓国は、世界で発注されたすべての船舶4204万CGTの37%に当たる1559万CGT(453億ドル)を受注した。同38%を受注した2018年以来、最大のシェア率となる。
同部の関係者は「韓国が高付加価値・エコ船舶の分野で高い競争力を持っていることが分かる」と分析した。
daheeyun@korea.kr