経済

2023.01.10

ドイツ船社ハパックロイドのクルーズHanseatic Inspiration=仁川港湾公社

ドイツ船社ハパックロイドのクルーズHanseatic Inspiration=仁川港湾公社


[キム・ハヨン]

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となっていた、海外から来るクルーズ船の仁川(インチョン)港への入港が3年5カ月ぶりに再開される。

仁川港湾公社は8日、ドイツ船社ハパックロイドの4万3000トン級・Europa2が3月19日に仁川港のクルーズターミナルに入港すると発表した。

同クルーズは、乗客544人を乗せて香港から出発し、日本の沖縄と長崎、釜山を経て仁川に入港する予定だ。

仁川港にクルーズが入港するのは、2019年10月以来、3年5カ月ぶりのこと。

3月の寄港を皮切りに、今年、仁川に入港予定のあるクルーズは計12隻。乗客は1万8100人に上る。

このうち、5月と10月の間に入港する4隻のクルーズは、仁川から出発する。

仁川港は2014年のアジア競技大会の前後から、クルーズ観光が活性化し、年間90隻以上のクルーズが寄港していた。

しかし、中国観光客の減少などの影響で寄港回数が減った上に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年から入港が全面中止となっていた。

その後、海洋水産部が去年10月24日、クルーズに対する入港禁止を解除し、運行再開への動きが続いてきた。

仁川港湾公社は船社を対象に、仁川港を積極的に広報し、今年はクルーズ20隻・乗客3万人誘致を目指す。

hayeounk8@korea.kr