1879年まで日本の南の端、沖縄県に存在していた独立王国「琉球」。琉球王国の歴史、伝統、文化に触れることができる多様な文化イベントがソウルで行われた。
琉球古典舞踊の名家、玉城流玉扇会が今月17、18日、ソウル鍾路区の国立古宮博物館で琉球王室で楽しんでいた伝統舞踊と演劇を披露している
今月17、18の両日間、琉球古典舞踊の名家「玉城流玉扇会」が公演「琉球の風:沖縄の踊りと歌」を披露し、琉球王室で楽しんでいた伝統舞踊と演劇、歌を紹介した。
また、22日には、国内外の琉球専門家が一堂に会し、琉球文化について紹介し議論する特別講演が行われた。「琉球王国の王城、首里城の歴史」や「江戸時代の琉球趣味」などをテーマに行われた。
琉球古典舞踊の名家「玉城流玉扇会」が披露する「琉球の風:沖縄の踊りと歌」の公演で、観客が舞台に上がり一緒に楽しんでいる
最後に、28日に開かれた「沖縄伝統文化体験」のイベントは、琉球王室の伝統音楽の演奏に加え、沖縄の民俗音楽を現代的な感覚で再解釈し、沖縄の過去と現在を音楽を通じて感じることができる場を提供した。
文化財庁は「多彩な公演と講演を通じて沖縄文化の精粋を紹介した今回の催しは、韓国と日本が互いの文化を理解し合うコミュニケーションの場を設け、今後、両国関係の進むべき方向を模索するうえで役立つものと期待される」としている。
記事:コリアネット ソン・ジエ記者
写真提供:文化財庁
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