人類の食糧をテーマに5月1日に幕を開けた「2015年ミラノ国際博覧会」。メディア展示や味、価格など様々な面で韓国館への地元イタリア・メディアの賞賛の声が相次いでいる。
ミラノ国際博覧会韓国館の入口にできた長蛇の列
博覧会場内に自社のパビリオンを設置した日刊紙「コリエーレ・デラ・セラ(Corriere Della Sera)」は14日付の報道で、「韓国館のレストランはマクドナルドに負けないほどの人気」と紹介し、「白菜を発酵させた韓国の伝統食品“キムチ”を試食しようと30分くらい並んで待っている人もいる。それだけの価値はあるか。答えは“イエス”」と報じた。
ミラノ国際博覧会で「調和、発酵、保存」のメッセージを伝える韓国館のメディア展示
日刊紙「イル・ジョルナーレ(il Giornale)」は9日付の報道で、「今回の博覧会で一番目を引くのは韓国館」と紹介した。特に、「本質的かつ完璧な展示」と評価するとともに、「韓国レストランの美味しさは、今回の博覧会の中でも指折り」と報じた。
日刊紙「ラ・レプブリカ(la Repubblica)」は11日付の新聞で、韓国館の「飢餓と肥満に関する強烈なホログラム」について紹介し、経済日刊紙「イタリア・オジ(Italia Oggi)」は7日付の新聞で、「文化とアバンギャルドな科学技術が調和・共存している」と報じた。国営放送「ライ(Rai)2」は7日、「(食糧危機について)メディア・アートを通じて衝撃的かつ楽しいメタファーを提示している」と評し、日刊紙「リベロ(Libero)」は16日付の「イチオシは韓国とオマーンの料理」と題する記事で、韓国レストランは清潔で親切で盛り付けが素晴らしい」と評価した。
韓国館のレストランで韓国料理を味わう来場客
ミラノ国際博覧会の組織委員会の公式サイト「エキスポグラム(Expogram)」は、アルジダのアイスクリームやイタリア館のミラールームなどとともに、「韓国館のメッセージ」を「ミラノ国際博覧会のイチオシ10選」に挙げた。
韓国館は、肥満や飢餓、インスタント食品の過剰生産、食料資源の枯渇など、食生活における問題を喚起するとともに、甕を象った空間と映像を通じて「調和、発酵、保存」というメッセージを伝えている。韓国料理レストランでは、それぞれのメッセージに合わせて3種類の食膳が用意されている。メニューは、ビビンバやカルビチム、チャプチェなどだ。韓国館は、5月1日の開場から約2週間での累積観覧客数が20万人を優に超えた。
コリアネット イ・スンア記者
写真提供:韓国観光公社
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