北朝鮮映画「我が家の物語」を鑑賞する人々=15日、京畿道・富川
[カン・ガヒ、イ・ギョンミ]
[写真=富川国際ファンタスティック映画祭]
北朝鮮の映画「我が家の物語」が15日の夜、京畿道(キョンギド)の富川(プチョン)市庁の広場で、韓国では初めて公開上映された。
12日に開幕した富川国際ファンタスティック映画祭では、北朝鮮の映画9本が特別上映される。組織委員会は「4・27板門店宣言」以来、南北の文化交流の面で、政府から北朝鮮映画の公開上映の承認を得た。
これまで北朝鮮の動画は、関係法令上特殊資料に該当し、韓国内での上映は厳しく制限されてきた。許可の手続きを行って上映の承認を得た場合でも、上映が制限された。屋外の広場で一般の人々に公開上映されたのは今回が初めて。
北朝鮮映画「我が家の物語」のワンシーン
9本の映画の中で最新作である「我が家物語」は、2016年平壌(ピョンヤン)国際映画祝典で最優秀映画賞を受賞した作品だ。親を亡くした3兄妹と彼らの面倒をみてくれる隣のお姉さんとの間で繰り広げられる物語りを描いた映画だ。現在の北朝鮮の人々の姿を見ることができるという評価がある。
子ども向けアニメーション・シリーズ「交通秩序を守りましょう」では、交通秩序が必要になるくらい交通量の増加した平壌の変化した現実がよく描かれている。北朝鮮の怪獣映画「プルガサリ」、北朝鮮・英国・ベルギーの共同制作映画「金同志は空を飛ぶ」も上映される。韓国漫画博物館で18日の午後2時、20日の午前11時にそれぞれ上映される。
映画祭の期間中には、「統一への飛び石:南北映画」など関連フォーラムが開かれ、南北文化の違いや疎通、交流と協力の可能性について議論される予定だ。
kgh89@korea.kr