文化

2021.12.27

20211217 webtoon 2

海外文化弘報院が製作した22年のカレンダー=同院


[キム・ハヨン、キム・ウニョン]

文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院は24日、韓国のウェブ漫画産業に関する報告書を公開した。調査は7月22日から11月28日まで実施し、配信プラットフォーム・エージェント67カ所と作家710人を対象とした。韓国のウェブ漫画産業の発展と公正な環境作りのためのデータとして活用される。

2020年のウェブ漫画産業の売上高は、前年より64.6%増の1兆538億ウォン(約1014億3400万円)だった。同調査は2017年から行われており、初めて売上高が1兆ウォンにのぼった。

売上高のうち、有料コンテンツの割合が全体の61.3%を占める。その次は、海外コンテンツ(12.1%)、出版(6.5%)、二次的著作物(6.0%)、広告・広報(4.7%)の順だった。ウェブ漫画家の年収は、平均5668万ウォンから8121万ウォンで、前年より658万ウォン~828万ウォン増加したという。

また、新型コロナの影響を受け、仕事に支障をきたしたと答えた人(56.7%)が過半数以上いたとした。管理運営能力や海外進出、税金などの問題にも影響があったという。

注力している分野としては、作家・作品の新規開拓(58.2%)が最も多かった。その次は、作品の企画・制作・開発(40.3%)、無断複製サイト監視(29.9%)などだった。


hayeounk8@korea.kr