2022ボゴタ国際ブックフェアのポスター=文化体育観光部
[イ・ジヘ、イ・ギョンミ]
韓国が19日(現地時間)、コロンビアで開幕する2022ボゴタ国際ブックフェアに主賓国として参加する。
文化体育観光部は14日、大韓出版文化協会、韓国出版文化産業振興院、韓国文学翻訳院、国立果川(グァチョン)科学館、駐メキシコ韓国文化院などと共に、同国際ブックフェアで3000平方メートル規模の主賓国館を運営すると発表した。
来月2日までの2週間、ボゴタ国際ビジネス・展示センターで開かれる今回のフェアには、600に上る各国の機関や会社が参加し、文学・文化芸術に関する様々なイベントを行う。
韓国が主賓国として参加するのは、去年8月にコロンビアのドゥケ大統領が訪韓した際、首脳会談で議論した内容に応じたもの。両国は国交正常化60周年を迎え、お互いの国が開催する国際ブックフェアの主賓国として参加し、両国間の出版交流や協力の契機を作ることにした。コロンビアは今年6月、韓国で開かれる予定の「ソウル国際ブックフェア」に主賓国として参加する予定。
1988年に始まった「ボゴタ国際ブックフェア」は、毎年平均60万人が訪問する、南米で2番目に大きい規模の図書展である。特に今年は、2019年以来、3年ぶりに対面行事として開かれる。
韓国は様々な展示や文学行事、公演、映画プログラムを通じて、人間と人間、国と国、人間と自然の「共存」をテーマとして取り上げている。
小説「菜食主義者」で韓国人としては初めて国際ブッカー賞を受賞したハン・ガンをはじめ、キム・ギョンウク、ウン・ヒギョン、イ・ムンジェ、チョン・ヨンス、チョン・ユジョンの6人の文学作家は、南米地域の読者とオンライン形式で対談する。韓国文学翻訳院がボゴタ市の文化芸術国と共同で制作した韓国文学選集「Anthology」の出版記念会、ボゴタ市内の図書館やコロンビア国立大学などが参加する様々な文化イベントも行われる。キム・ギョンウクの「ビック・ブラザー」、チョン・ヨンスの「明日の恋人」など、韓国文学を原作とする短編映画4本も紹介される。
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