文化

2022.09.02


[イ・ジヘ]
[映像=フリーズ・アートフェア公式YouTubeチャンネル]

世界的なアートフェアの一つ「フリーズ・アートフェア」が2日午後2時、ソウルの総合展示場・COEXで開幕した。同アートフェアのアジア初の開催となる。

フリーズ・アートフェアは、アート雑誌「フリーズ」の編集者であるアマンダ・シャープとマシュー・スロトヴァーが創設した、世界で最も影響力のある現代アートフェアの一つだ。

韓国最大級のアートフェア「KIAFアート・ソウル」も同じく幕を開けた。

フリーズ・ソウルは5日までCOEX3階、KIAFアートソウルは6日まで1階で開催される。

初日はVIPチケットの所持者のみ入場可能で、一般観覧は3日からスタートする。

フリーズ・ソウルには、21カ国・地域から110ものギャラリーが参加し、美術史における代表的な作家や、現代最高と言われる作家たちの作品が展示される。

世界最高の画廊とされる「ガゴシアンギャラリー」と「ハウザー&ワース」は今回初めて韓国の美術市場に進出する。

パブロ・ピカソ、アンディ・ウォーホル、フランシス・ベーコン、キース・ヘリング、エルズワース・ケリー、ウィレム・デ・クーニング、アンリ・マティス、ピート・モンドリアン、ロバート・ラウシェンバーグなどの作品が展示される。

ロイ・リキテンスタインのポップアート作品や、デイヴィッド・ホックニーの作品も展示される。Acquavella Galleriesは、今回のアートフェアで最高値(約60億円)の作品なるピカソの「赤いベレー帽の女」を出品した。

韓国画廊協会が主催する韓国国際アートフェア(KIAF)は、21回目の開催となる今年、初めてフリーズと共同で開催する。

KIAFアートソウルには17カ国・地域から164ものギャラリーが参加する。

英国の週刊誌「The Economist」は1日(現地時間)、「世界で最も重要なアートフェアの一つが韓国で開催される」と題した記事で、フリーズ・ソウルについて紹介した。

同誌は「ソウルで開催されるフリーズの初のアジア開催は、次第に大きくなっているソウルの文化的影響力への賛辞であり、その潜在力への試み」とし、「美術市場におけるソウルの存在感や、この地域のコレクターたちの豊富な資金を示している」とした。

jihlee08@korea.kr