文化

2023.04.14

俳優のソン・ガンホ(左)、ソン・ジュンギ=聯合ニュース

俳優のソン・ガンホ(左)、ソン・ジュンギ=聯合ニュース


[キム・ヘリン]

韓国映画「クモの巣」と「ファラン」が第76回カンヌ国際映画祭に正式出品される。

カンヌ国際映画祭の執行委員会は13日(現地時間)、記者会見を開き、5月16日から27日まで開催を予定している同映画祭の出品作を発表した。「クモの巣」は非コンペティション部門、「ファラン」は「ある視点」部門に出品される。

「クモの巣」は、1970年代のある監督の物語。傑作を作らなければならないという強迫概念に駆られたキム監督(ソン・ガンホ)が、政府の検閲や俳優たちの非協力的な態度の中、撮影のために奮闘する様子を描いた。ソン・ガンホ、イム・スジョン、オ・ジョンセなどが出演する。

主演のソン・ガンホは去年、映画「ベイビーブローカー」で、カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した。「グエムル 漢江の怪物」(2006)、「シークレット・サンシャイン」(2007)、「グッド・バッド・ウィアード」(2008)、「渇き」(2009)、「パラサイト 半地下の家族」(2019)、「非常宣言」(2022)、「ベイビーブローカー」(2022)に続き、8回目のカンヌ訪問となる。

「ファラン」は、地獄のような現実から逃げ出したい少年ヨンギュ(ホン・サビン)がチゴン(ソン・ジュンギ)と出会い、犯罪組織に足を踏み入れることで繰り広げられる物語。

kimhyelin211@korea.kr