韓国の庭園デザイナーのファン・ジヘ氏の作品=英王立園芸協会
[イ・ジヘ]
英国の王立園芸協会(RHS)主催のチェルシー・フラワー・ショーが、23日から27日まで英ロンドンで開催され、韓国の庭園デザイナーのファン・ジヘ氏が「ショーガーデン」部門で金賞を受賞した。
「百万年前から来た手紙」と名付けられたファン氏の作品は、韓国の智異山(チリサン)の東南部にある薬草群落をモチーフにして作った庭園。薬草と自然風景を通じて環境保護のメッセージを伝える。
智異山固有のチイサントリカブト、絶滅危惧植物のチョウセンキレンゲショウマ、山参、ツルニンジンなど、韓国固有の植物を含めた約300種類の植物、岩を活用して智異山の様子を再現した。横10メートル、縦20メートル。
岩の間には水が流れ、真ん中には薬草の乾燥場を参考にして作られた高さ5メートルの塔が立っている。
ファン氏は2011年に初めて同ショーに参加し、アーティザン部門で金賞と最高賞を受賞した。2012年にはショーガーデン部門で最高賞と金賞を獲得した。
チェルシー・フラワー・ショーは1913年からスタートし、権威のある国際ガーデニングショーの最高峰と言われる。エリザベス女王は生前、毎年このショーを訪れた。
今年は、事前開幕日である22日、チャールズ国王夫妻とキャサリン妃が訪問した。特に、チャールズ国王はファン氏の庭園を真っ先に訪問し、ファン氏の要請を受けてハグした。
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