ソウル市が来年から毎年今年の「ソウルの色」を決めて発表すると先月30日明らかにした。写真は2024年のソウルの色に選ばれた「スカイコーラル」。
[ホン・アンジ]
写真=ソウル市
ソウル市が、来年から毎年、今年の「ソウルの色」を選定し発表する。
ソウル市は、2024年の「ソウルの色」が漢江のピンク色の空を表す「スカイコーラル」に決まったことを先月30日、明らかにした。
来年の「ソウルの色」は、ソウルの主なイシュー、ソウル市民の生活像、共に共感・疎通できる色などの3つの基準で選ばれた。「スカイコーラル」は、今年ソウルの市民たちが余暇を過ごすために最も多く訪れた場所である、漢江のピンク色の夕焼けからインスピレーションを受けた色だ。
市民たちが漢江に最も多く訪れる時間帯は、日が落ちる午後5~7時である点、6~9月の夏季に見られるピンク色の夕焼けがネットで検索される数が急増した点を考慮し、初めてのソウルの色にスカイコーラルを選んだ。
ソウル市が、9月28日から10月5日までに1014人の市民と45人の色彩専門家を対象にしたアンケート調査、「ソウル市民が考えるソウルのランドマーク」、「2024年ソウルでもっと訪れたい場所」でもそれぞれ漢江が1位を占めた。
ソウル市によると、毎年選ばれる「ソウルの色」は、市内の主なランドマークで照明の色として活用される。2024年の「ソウルの色」である「スカイコーラル」は先月30日から南山ソウルタワー、ロッテワールドタワー、東大門デザインプラザ(DDP)、ワールドカップ大橋、ソウル市庁舎、セビッ島、ソウル植物園などソウル市内で夜が美しいスポットをピンク色に染めている。
さらに、「ソウルの色」を使った多様な企画商品の開発のために、国内企業と「今年のソウルの色を拡散・具現するための業務協約(MOU)」を締結した。本を読むソウル広場、光化門(クァンファムン)ブックマダン、ソウル広場スケート場などのプログラムと連携した「ソウル色フェスティバル」も推進する計画だ。
吳世勳(オ・セフン)ソウル市長は「毎年変わる市民たちのライフスタイルと興味を盛り込んだ『ソウルの色』を発表し、多様な分野で活用する計画」とし「明るく魅力的な色を通じて、市民とコミュニケーションを取り、応援のメッセージを伝え、魅力あふれるソウルを作っていく」と伝えた。
2024年「ソウルの色」に決まった「スカイコーラル」のカラーでライトアップされたソウル・中区・東大門デザインプラザ(DDP)の様子。
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