「宮中茶礼儀式」試験会の様子
[イ・ダソム]
[写真=ソウル市]
ソウル市内で11月の1カ月間、様々な無形文化遺産を楽しむことができる。
「ソウル石匠」「小木匠」「ソウル盲人読経」「宮中茶礼儀式」の保持者が試演を行う様子が公開される。
まず1日、徳寿宮・興徳殿で「ソウル石匠」の試演会が行われる。石造物を製作する技術を持つ石匠が、伝統的な方式で石を切り出したり、石に細工したりする様子を披露する。
2日は、ソウル無形遺産教育展示場で「小木匠」の試演会が開催される。小木匠は、家や宮殿、寺院などを建てる大工とは異なり、日常生活で使う家具などを木で製作する。11月23日まで、様々な伝統家具の展示会も開催される。
「ソウル盲人読経」試演会は6日、ミアリ峠芸術劇場で行われる。「ソウル盲人読経」とは、朝鮮時代に盲人が経文を読むことで災いを払い、神様に福を祈る伝統儀礼のこと。
23日、国立中央博物館では「宮中茶礼儀式」を見ることができる。宮中茶礼とは、お茶に関する宮殿内のすべての儀式を指す。今回は、朝鮮時代の第21代国王である英祖(ヨンジョ)が、当時の国家試験に合格した者を昌慶宮・涵仁亭に招き、自分で作った文を読ませたという朝鮮王朝実録の内容に基づいて儀式を再現する。
これらの試演会は、事前申し込みの必要はなく、誰でも観覧スルことができる。
「小木匠」(左)と「宮中茶礼儀式」試演会のポスター
dlektha0319@korea.kr