映画「勝負」のワンシーン=BY4M STUDIO
[ソ・エヨン]
[映像=BY4M STUDIO公式 YouTubeチャンネル]
韓国の囲碁レジェンドを描いた映画「勝負」。俳優のイ・ビョンホンとユ・アインがそれぞれチョ・フンヒョンとイ・チャンホ役を演じ、熱演を繰り広げた。チョ・フンヒョンが弟子であるイ・チャンホとの対決で敗れた後、再び頂点を目指す物語を描く。
19日、ソウル・龍山(ヨンサン)区にあるCGV龍山アイパークモールで、映画「勝負」のメディア試写会および記者懇談会が行われた。キム・ヒョンジュ監督、俳優のイ・ビョンホン、ムン・ジョンヒ、チョ・ウジン、コ・チャンソク、ヒョン・ボンシクが参加した。
「勝負」の背景となるのは、囲碁が最高の頭脳スポーツとされていた1990年代である。現代のスポーツスターのように世界に名を馳せたチョ・フンヒョン、イ・チャンホなど、実在の人物のストーリーをモチーフにしている。
「勝負」のメディア試写会および記者懇談会で、記者たちの質問に答えるイ・ビョンホン(中央)=19日、ソウル・龍山区、ソ・エヨン
イ・ビョンホンは、ネットフリックスシリーズの「イカゲーム」で大活躍した後、今回2年ぶりに映画に出演した。「碁石の持ち方や打ち方を正しく身につけてほしい」というチョ・フンヒョンの要請に、イ・ビョンホンはプロの囲碁棋士に1対1のレッスンを受けたそうだ。指先から伝わる感覚まで逃さないためだ。映画では、イ・ビョンホンの指先には微細な動きまで細かく表現されていた。映画を見ているうちに、だれもが思わず引き込まれていくのも納得だ。
イ・ビョンホンは「碁盤の前では、感情変化はほとんどないまま時間を過ごさなければならない。無表情に見えるかもしれないが、心の中で爆発する感情や絶望的な感情などを表現するために頑張った」と話した。
映画の脚本と演出を担当したキム・ヒョンジュ監督は、チョ・フンヒョンとイ・チャンホの実際の様子をよりリアルに描くために、インタビューはもちろん、当時の記事や映像などの資料を集めたそうだ。囲碁をよく知らない人でも、二人の関係性に注目せざるを得ないような緊張感のある演出を心がけたという。
キム・ヒョンジュ監督は、「今のeスポーツの人気ほど、当時の囲碁の人気はすごかった」とし、「チョ・フンヒョンとイ・チャンホのライバル関係は、とても熾烈で凄絶な勝負だった」と話した。
キム・ヒョンジュ監督は、シナリオを書き始めてからすぐに、「この役に最もふさわしいのはイ・ビョンホンしかいない」と思ったという。ベテランとしての堂々としたオーラから、敗北した瞬間の感情表情まで、全てを完璧に表現できる俳優を探していたそうだ。キム・ヒョンジュ監督は「碁盤に向き合う目と、微細な震えまで演じる姿を見て、「やっぱりイ・ビョンホンしかいない」と思ったそうだ。
映画「勝負」の公開日は、3月26日。
映画の実際の主人公であるチョ・フンヒョン(左)と俳優のイ・ビョンホンが記念撮影を行う様子=19日、ソウル・龍山区、BY4M STUDIO
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