旅行情報や商品を提供する「国内旅行博覧会」がaTセンターで開幕した。写真は、「ワーケーションX夜間観光特化都市」特別館の様子=28日、ソウル・瑞草区
[キム・ソナ]
[写真=キム・ソナ]
襄陽(ヤンヤン)でサーフィンをする、釜山(プサン)で刺身を食べる、全州(チョンジュ)で韓屋(ハノク)村に行く、ソウルの南山(ナムサン)タワーで写真を撮る、済州(チェジュ)島で菜の花を見る、仁川(インチョン)チャイナタウンで遊ぶ、牛(ウ)島のピーナッツアイスクリーム食べる、鎮海(チンへ)軍港祭で桜を見る。
みんなのバケットリストにも、このような国内旅行でやってみたいことの一つや二つが書いてあるだろう。「バケットリスト」とは、生きているうちに自分がやりたいことを書き出したリストのこと。「我が国 旅行博覧会」は、みんなの「バケットリスト」を実現するための博覧会だ。28日午前10時、ソウル・瑞草区にあるaTセンターの1階と3階で開かれた。
今年で21回目を迎えた「国内旅行博覧会」は、韓国で一番大きな旅行博覧会だ。2004年に初めて開催され、今まで計214万人余りの観客が訪れた。今回の博覧会では「国内ローカル旅行 バケットリスト」をテーマに132の機関と個人が約230のブースを運営する。
会場に入ると「ウォケーションX夜間観光特化都市」の特別館が一番先に目に入る。「ウォケーション」とは業務(work)と休暇(vacation)の合成語だ。観光地やリゾート地など、普段のオフィスとは離れた場所で休暇を楽しみながら働くスタイルを指す。特別館では、全羅北(チョンラブク)道、慶尚北(キョンサンブク)道、江原(カンウォン)道にあるワーケーション先の情報が得られる。
「夜間観光特化都市」は、国内外からのすべての観光客が楽しめる観光都市を目指している。2022年から2024年まで、文化体育観光部と韓国観光公社の公募を経て、計10の地域が選定された。各地域の特性や魅力をストーリー化し、夜間観光のブランドを構築した。2022年には仁川・統営(トンヨン)、2023年には江陵(カンヌン)・大田(テジョン)・釜山・全州・晋州(チンジュ)、今年は公州(コンジュ)・星州(ソンジュ)・麗水(ヨス)がそれぞれ選ばれた。
今回のイベントでは、「みんなのための旅行」というテーマを前面に押し出した。写真は、観覧客が車椅子レーシングのXRを体験する様子
みんなの旅行であるということにフォーカスを当てる。障害者や高齢者はもちろん子連れの家族など「すべての観光客」が旅行を楽しめるようにするのが目標だ。移動する際に誰もが不便さを感じることなく、楽に利用できるように「バリアフリー観光地」というテーマを前面に押し出す。「バリアフリー観光地」の広報館では、車椅子レーシング拡張現実(XR)を体験できるイベントが開かれた。参加者たちはXRの体験に夢中だった。
最新技術の拡張現実(AR)活用した旅行先の広報も目を引いた。観覧客は、南原(ナモン)の広寒楼苑(クァンハンルウォン)を背景に韓服(ハンボク)を着てみたり、XRバス1975に乗って水原華城(スウォンファソン)を訪問した。
XRバスがとても印象的だったと答えたオ・ジェグン氏は「旅行が好きなので、博覧会場を訪れた」とし、「近いうちに蟾津(ソムジン)江の桜フェスティバルにも行ってみたい」と話した。
世宗(セジョン)市から訪れたチェ・スビン氏は「ワーケーション、夜間観光特化都市の特別館が見たかったので、見れてとても良かった」と話した。彼女はワーケーションに行きたい都市として済州道を選んだ。
旅行先や旅行商品の情報が得られる「国内旅行博覧会」は31日まで。現場での登録は5000ウォンだ。
sofiakim218@korea.kr