食・旅行

2024.05.16

[ソウル=キム・ジェヨン、キム・リナ]
[写真=キム・ジェヨン、キム・リナ]

複数のコンビニ商品を組み合わせた、自分だけの新しいレシピが若者の間で人気だ。近くのコンビニでリーズナブルな価格で簡単に手に入れることができる。さっと調理して食べられるうえ、おいしい。

レシピに書かれている通りの作り方ではなく、自分なりの調理法で作って楽しむという消費者が増えている。いわゆる「モディシューマー」だ。変形するという意味の「modify」と消費者という意味の「consumer」の合成語だ。ユーチューブでは、モディシューマーが話題になっており、テレビでもよく取り上げられている。

モディシューマーは経験を重視する消費傾向が強いMZ世代(1980年代後半から2010年代初めに生まれた世代)と1人世帯の増加に伴い、「一人飯」、「ひとり酒」などが文化として定着し、自然に広まっているというのが専門家たちの分析だ。オリジナルレシピをSNSに載せ、発信することを楽しむ傾向もある。

MZ世代が直接作って、一度話題になったらSNS上で急速に拡散する。食品会社としてもこれを逃すまいとする。モディシューマーを狙った新商品が相次いでリリースされる理由でもある。

従来のレシピをそのまま受け入れず、新しいレシピを考えようとする能動型の消費者がいる限り、コンビニ食品はこれからも進化し続けるだろう。口コミで話題になっている4つの食べ合わせをコリアネットのインターン記者たちが直接作ってみた。

コムタン餃子ラーメン


韓国人が大好きなラーメンと餃子の組み合わせは、一人暮らしの人や、コンビニをよく利用する人にとっては最高の組み合わせだ。

まず、コムタン味のカップラーメンとインスタント餃子を用意する。その後、レシピ通りにラーメンを作った後、完成したラーメンの上に餃子をのせれば、コムタン餃子ラーメンの完成だ。味にコクがあるため、キムチを添えれば、さらにおいしくなる。

キムチを添えたコムタン餃子ラーメンキムチを添えたコムタン餃子ラーメン

コーンチーズ・プルダックポックンミョン


累積販売量50億個を超えた韓国の代表的なラーメン、プルダックポックンミョン(焼きそば)。全世界の人たちがその味に夢中になり、いろいろなアレンジがされた。自分の好み通りに組み合わせるのが可能だ。プルダックポックンミョンの開発者が直接教える「最高の組み合わせ」を紹介する。

従来のレシピ通りに調理し、缶詰のトウモロコシとモッツァレラチーズなど、いろいろなチーズを混ぜて溶かしたコーンチーズをのせれば完成だ。カップラーメンの場合、調理したプルダックポックンミョンの上にトウモロコシとチーズを乗せ、電子レンジで1分30秒ほどチンする。インスタントラーメンの場合、コーンチーズを別途、ラーメンの上にのせる。好みに合わせて砂糖やマヨネーズを加えてもおいしい。

完成したコーンチーズ入りプルダックポックンミョン

カンパレ


チョコレート菓子とバニラ味のアイスクリームの組み合わせは、SNSでよく見られるデザートだ。まず、コンビニでチョコレート菓子とアイスクリームを購入する。アイスクリームのコーンの部分を片手で握り、少しずつ回しながら、アイスにチョコレート菓子をつける。最高のコンビニデザートが楽しめる。

バニラアイスクリームとチョコレート菓子の組み合わせ

バニラアイスクリームとチョコレート菓子の組み合わせ


オルバッサ


チムジルバンでブレイクしたことで有名になった「オルバッサ」は、オルム(氷)、バッカス、サイダーの頭文字を取って作られた名前だ。名前からも分かるように、アイスカップにエナジードリンクの「バッカス」と「サイダー」を混ぜて飲む。カップに氷を入れるか、コンビニの氷カップを購入した後、「バッカス」と「サイダー」を1対1の割合で混ぜれば完成。

オルバッサの材料である氷コップ、バッカス、サイダー

      オルバッサの材料である氷コップ、バッカス、サイダー