名誉記者団

2020.12.17

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千葉県芝山で生マッコリを作っていらっしゃる後藤英毅さんと尹東姫さんご夫婦



[千葉=かわな ゆうこ(日本)]
[写真=かわな ゆうこ]
[映像=外交部]

2020年ももう終わりですね。今年は韓国に行ける機会も少なく、さびしい思いをされた方も多いのではないでしょうか。

そんな日韓の往来が減った今だからこそ、日本にいながら韓国のお酒「マッコリ」をつくっていらっしゃる日韓ご夫婦を紹介したいと思います。

場所は千葉県芝山。芝山醸造という醸造所で生マッコリを生産されているのが後藤英毅さん、尹東姫(ユン・ドンヒ)さんご夫婦です。

芝山醸造の外観



お二人はこの地で、韓国高敞(コチャン)郡の特注した大きな甕を使い、日本産のコシヒカリ(米)と韓国産の麦麹を原料として、生マッコリを造ってらっしゃいます。全て手作りで作られる伝統製法を守ったマッコリは、自然な甘さが広がる乳酸菌いっぱいのお酒です。

ソウルご出身の尹さんと、福岡ご出身の後藤さんは横浜で出会い、その時に尹さんが教えてくれたマッコリというお酒を初めて飲み、その飲みやすさや身体にいいお酒と知り、それからというものマッコリ造りに興味を持つようになったそうです。後藤さんが定年を迎えてから、二人三脚でマッコリ造りを本格的に始めたそうです。

大きな甕を使って丁寧に手作りされる様子



わざわざ韓国から輸入する甕を使うこだわりは、この甕が息をして発酵を助けるからだそうです。その特注した甕を使って伝統的な製法で丁寧に作られる生マッコリは、人工甘味料を使用していなく、乳酸菌が多く含まれており、味はもちろんのこと、身体にも優しい、おいしいマッコリです。

ご自身で造られたマッコリを飲んだ方が健康的に過ごしてくれていることが、何よりも自分たちのやりがいであり、幸せなことだと話すご夫婦の姿が印象的です。

お二人が作り上げたマッコリである「華マッコリ」はね韓国産と日本産の原料を、韓日ご夫婦で造るというねまさに韓日友好の象徴となる作品です。

手作りは大変だが、このひと手間がおいしくなる秘訣と語る後藤さん



最近は健康志向の方がますます増え、発酵食品が多い韓国料理に対する関心の高さも高まってきています。

韓国外交部が主催した「日・韓私の友人、私の隣人を紹介します」公募展で選ばれたエピソード=外交部提供



このようなお二人の活躍は、未来志向の日韓関係発展のためのエピソードとして認められ、今年韓国外交部が主催した「日・韓私の友人、私の隣人を紹介します」という公募展で優秀エピソードにも選ばれました。詳しくは下記のURLをご覧ください。
http://jp.2020friends-mofa.com/bbs/board.php?bo_table=election&wr_id=13

このエピソードは、動画にもなりました。



そういった意味から見ても、両国の文化を理解するひとつの道になっていると思います。

「華マッコリ」というブランド名の由来は華やかという意味と、韓国語の「하나(韓国語で一つという意味」の二つの意味があるそうです。世界に一つしかない一番のマッコリで人々を元気にしたいという想いは、確実に日本全国に広まりつつあり、これからも多くの人の活力になるのではないでしょうか。

*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

km137426@korea.kr