名誉記者団

2021.03.16

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「愛の不時着」展会場=5日、大阪、花野友季子撮影

「愛の不時着」展会場=5日、大阪、花野友季子撮影

 

[大阪=花野友季子(日本)]

ドラマ「愛の不時着」は、動画配信サービス「Netflix」で2020年2月から配信開始。パラグライダーで、国境を越えてしまい北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン)と、北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の恋を描いた物語で、「現代用語の基礎知識」選 2020ユーキャン新語・流行語大賞にTOP10入りするなど、日本でも「愛の不時着ロス」が起こるほど社会現象になりました。

日本では東京で開催され、大好評だった「愛の不時着」展が3月5日から大阪に着陸!

入り口で整理券をもらい、QRコードを読み込んで待つこと30分。メールやLineでの通知設定ができるので、待機列で密になることがなくコロナ対策も万全です。女性だけでなく夫婦、ベビーカー連れの来場者から幅広い人気を体感しました。


入場整理券と待ち時間=5日、大阪、花野友季子撮影

入場整理券と待ち時間=5日、大阪、花野友季子撮影


展示会では、450点以上の写真や映像のほか、撮影で使った小道具、衣装などを見ることができます。

展示会は、二人の愛の軌跡を振り返る全6章のエリアで構成されています。
印象的なシーンといえば、第1話の「パラグライダー」。展示の第1章「不時着」で、出会いのシーンを再現しています。

実物を目の前にすると意外と小さく、とても頑丈そうでした。ロケ地の江原道・寧越(ヨンウォル)郡の蓬莱山では、パラグライダーを体験できるサービスがあり、セリが見た素敵な景色を私もいつか見てみたいです。


出会いのシーン「パラグライダー」=【©CultureDepot.】【©STUDIO DRAGON CORP.】

出会いのシーン「パラグライダー」=【©CultureDepot.】【©STUDIO DRAGON CORP.】


第2章「暮らし」―「チェ・サムスク」の奮闘や撮影秘話などが両側のモニターに映し出され、各話ごとの小道具展示もあります。映像は日本語字幕付きなので、本編を見たことがない人もこれを見れば、作品が愛される意味を知ることができるのではないでしょうか。

第3章は未公開カットを含む写真をパネルで振り返る「思い出」―2人が過ごしたかけがえない日々を感じながら名場面を思い出せる空間でした。同じエリアに第4章「南と北」―展示会の中央に黄色のラインであのシーンが再現されています。


別れの「国境」=【©CultureDepot.】【©STUDIO DRAGON CORP.】

別れの「国境」=【©CultureDepot.】【©STUDIO DRAGON CORP.】


壁面には、名場面と名言が目を引きます。韓国語と日本語で読むと、より一層心に響くようでした。セリは韓国、北朝鮮で異なるフェミニンファッションを披露しました。衣装展示ではその一部を実際に見ることができ、特にドレスが想像していたよりもタイトなスタイルでびっくり!真似できそうなコーディネートもあったので、セリスタイルを参考にしてみようと思います。


ユン・セリとリ・ジョンヒョクの衣装=5日、大阪、花野友季子撮影

ユン・セリとリ・ジョンヒョクの衣装=5日、大阪、花野友季子撮影


第5章「交錯」ではユン・セリの道、リ・ジョンヒョクの道として写真でまとめられています。その美しさとカッコよさを、スマホやカメラに1枚ずつ収められているファンの方がたくさん!


ユン・セリの道=5日、大阪、花野友季子撮影

ユン・セリの道=5日、大阪、花野友季子撮影


続いて、セット展示の中で一番見たかった2人の思い出の部屋―小道具の自転車が置いてあったり、空き缶が転がっていたり、いろんな角度から見ることができます。家の外の電球や小道具からリアリティを感じられる家でした。


リ・ジョンヒョクの家のリビング=5日、大阪、花野友季子撮影

リ・ジョンヒョクの家のリビング=5日、大阪、花野友季子撮影


第6章「再会」―最後のフォトスポットの近くでは、あの美しいメロディーを奏でたスイス製のアンティークピアノも展示されています。スイスの情景もあってとても清々しい気持ちで展覧会を見終えました。


フォトスポット=5日、大阪、花野友季子撮影

フォトスポット=5日、大阪、花野友季子撮影


「愛の不時着」ネームステッカーマシーン=5日、大阪、花野友季子撮影

「愛の不時着」ネームステッカーマシーン=5日、大阪、花野友季子撮影


イベント会場だけでなく、館内もエスカレーター付近に「愛の不時着」展の告知がありました。各フロアでも韓国づくしの「FUN韓WEEKS」が開催されていますので、大阪にお住まいの韓国ファンの方はぜひ3/28(日)までに訪れてみてください。


館内展示=5日、大阪、花野友季子撮影

館内展示=5日、大阪、花野友季子撮影


私は1年前、友人に勧められてユン・セリやソ・ダンの衣装に注目して週末に一気見!
様々なハイブランドの洋服を着こなし、会社代表を勤める姿は「デキる女」。とてもカッコ良かったです。また、ヘアメイクも上品さが漂う、ナチュラルな仕上がり。女優さんの立ち振る舞いを見ていると、女性らしさ、魅せ方が本当に素晴らしいです。

今回、「愛の不時着」の世界に触れることができて、もう一度、違う視点から作品を見たいと思いました。


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr