名誉記者団

2022.08.24

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広くなった光化門広場=イ・ギョンミ撮影

広くなった光化門広場=イ・ギョンミ撮影


[東京=村山公子(日本)]

韓国に訪れたことがある方が、必ずと言っていいほど訪問する観光地の定番が「光化門(クァンファムン)広場」ではないでしょうか。

私も初めて母と一緒に韓国を訪れた際、光化門広場を訪れました。今から10年くらい前ですがテレビや観光雑誌などでよく見る観光地を実際に訪れることができ、感動したのを記憶しています。

光化門広場は、李舜臣(イ・スンシン)将軍(壬辰倭乱、「文禄・慶長の役」の時に大活躍した名将で、韓国人に最も尊敬される将軍と知られる)と、世宗(セジョン)大王(朝鮮王朝第4代国王で、ハングルを作った人物)の銅像を中心に、いくつかのフィールドに分かれています。また、韓国の主要政治・行政部署が集まった国家レベルの主要エリアの役割も担っています。

李舜臣将軍の銅像(左)と世宗大王の銅像=村山公子撮影

李舜臣将軍の銅像(左)と世宗大王の銅像=村山公子撮影


そんな光化門広場が2020年11月に工事着工してから、今年の8月6日、1年9カ月振りに復活しました。「公園のような広場」を目指して造成し、工事費用は約800億ウォン(約76億円)。既存の車道を撤去して歩道を拡大し、これにより広化門広場の総面積は4万300平方メートルになり、当初の2倍の広さになりました。市民や観光客が広場を快適に歩きながら楽しむことが出来るようになったのです。

(左上から時計回り)噴水、休憩空間、景福宮に続く道、世宗文化会館中央階段前で行事準備中=村山公子撮影

(左上から時計回り)噴水、休憩空間、景福宮に続く道、世宗文化会館中央階段前で行事準備中=村山公子撮影


8月初め、3年ぶりに渡韓し、実際に光化門広場を訪れてみました。訪れてみると以前よりかなり変わったことに驚きました。

まず目につくのが緑が多く、休める空間が広場のあちこちに作られていたことでした。世宗大王の銅像前と世宗文化会館中央階段前には行事を開くことができる広場が造成されており、清渓川(チョンゲチョン)方面広場の入口にある「光化門階段」にも地形階段を利用し、緑地と休憩場所がありました。

訪れた日はあいにくの雨でしたが李舜臣将軍の銅像の下や他の場所にも噴水があり、子どもたちが楽しそうに遊んでいました。更に夜になると、あちこちでライトアップされるので、夜に訪れるのも幻想的で綺麗なようです。

光化園で開催されているプロジェクションマッピング、「光化壁画」(右下)=村山公子撮影

光化園で開催されているプロジェクションマッピング、「光化壁画」(右下)=村山公子撮影


光化門一帯では様々な体験型アート、デジタルイベントなどが行われていました。「光化時代」と題したもの。「光化壁画」「光化園」のメディアアートを体感することができます。その中でおすすめなのが、今ネットフリックスで話題の韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で主人公のウ・ヨンウが愛するクジラと、プロジェクトマッピングの中で出会うことが出来ます。「想像の海」と題するコンテンツのひとつですが、風船形態のクジラを始めとする16種類の海洋生物に出会うことができます。開催されている場所は、景福宮(キョンボックン)駅の中の「ソウルメトロ美術館の2館 光化園」で開催されています。

壁と足元にプロジェクションマッピングを体感することできますが、規模は小さいですが無料で観覧可能で、クジラが登場する「海」「森と水の庭」「花」「文化財」「宝石」の5つの編で構成されており、幻想的な世界を体感できます。

8月末まではビザなしで韓国旅行を楽しむことができますが、光化門広場を観光に考えている方には観光地として組み込んでみるのもお勧めです。

入国前、入国後のPCR検査は必要ですが、ぜひ素敵に変わった光化門広場を訪れてみてはいかがでしょうか?

*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

km137426@korea.kr