名誉記者団

2022.10.20

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「草の根サランバン」=TOFA東北日韓友好交流連合会

「草の根サランバン」=TOFA東北日韓友好交流連合会


[仙台=木村吉貴(日本)]

新型コロナウイルス感染症が世界中で蔓延し始めてから、約3年以上の月日が流れました。日本や韓国でも感染者が未だ高い水準であり、一刻も早くパンデミックが終結することを祈るばかりです。

それと同時に近年は交流のやり方も大きく変化してきました。対面での交流が難しくなった半面、オンラインでの交流が急速に広がってきました。

今回は友好都市とのオンライン交流を活発に行っている韓国の光州(クァンジュ)広域市国際都市協力チーム長のパク・インレさんに「草の根サランバン」のお話をお伺いしました。

1.光州広域市庁国際平和協力課

「草の根サランバ」ンを企画、運営をしている光州市庁国際平和協力課は、「都市外交企画」「国際都市協力」「移住民支援」「外国人支援」の国際や外国人の支援に関する4つの業務を担っています。

国際交流や多くの外国人と関わりのある世界的なイベントが活発に行われている光州広域市ですが、今回のテーマの、仙台市をはじめとした光州広域市の姉妹都市であるアメリカのサン・アントニオ市、インドネシアのメダン市と行われている「草の根サランバン」とは一体どのようなものなのでしょうか?

日本に興味がある光州市民と韓国に興味がある仙台市民が言語の壁を越えて交流=光州市庁国際平和協力課 提供

日本に興味がある光州市民と韓国に興味がある仙台市民が言語の壁を越えて交流=光州市庁国際平和協力課 提供


2.草の根サランバンとは?

光州広域市は今年から、オンラインのプラットフォームを活用した市民体感型の国際交流事業である「草の根サランバン」の運営を始めました。

「草の根サランバン」とは、光州広域市が新型コロナウイルス感染症が原因で対面での交流が難しくなった状況で、非対面でありながらも、接近性が優れているオンラインを活用し、国際交流を積極的に行うために光州市庁国際平和協力課が立ち上げたオンライン交流事業です。

草の根サランバンにはアメリカのサン・アントニオ市、インドネシアのメダン市、日本の仙台市、3つの都市の市民が参加しており、地道に交流を続けています。光州市民と海外3か所の姉妹都市市民が相互に関心がある分野について、自由に討論をしながら、お勧めの地域や文化行事などを互いに紹介するプログラムで運営されています。

都市別に時差と言語的、文化的な特性を考慮しながら、各都市と各々交流を推進しており、全てのプログラムはオンラインで進行されます。優秀参加者にはパンデミック終結後にパートナー都市を訪問することができる機会を提供される予定です。

3.筆者も実際に参加してみました!

私も仙台市民の一員として光州広域市との草の根サランバンに参加してみました。

私が参加した時のお話のテーマはこちら。

・学生時代の思い出と一生懸命取り組んだこと
・自分がどんな性格なのか

このようなテーマについて日本語と韓国語を交えてお話をしました。光州広域市の参加者は日本語がとても上手な方がたくさん参加しており、韓国語が話せなくても、ホストや他の参加者が意思疎通のお手伝いをしてくれます。

そして、LINEやカカオトーク(KAKAO TALK)でグループチャットを作成し、光州広域市の担当者が日本語で日程やトークの詳細を案内してくれます。そのため、日本側の参加者にとっても負担が少なく、気軽に参加できる印象を持ちました。

何よりもグループチャットや実際の交流を通じて、双方の参加者と「繋がり」や「新たな友情」を作ることが出来るのが最大の魅力だと感じました。

光州広域市の参加者から「仙台で一緒に焼酎一杯やろう」と言われたときは、とても嬉しかったです。ソウルや釜山などの大都市も魅力的で、勿論また行きたいですが、草の根サランバンの交流を通じて、「会いたい人」が出来たので、今後光州広域市にも是非行ってみたいと思います!
光州市で開催される世界キムチフェスティバルの写真=光州市庁国際平和協力課 提供

光州市で開催される世界キムチフェスティバルの写真=光州市庁国際平和協力課 提供


4.パク・インレ国際都市チーム長から一言

「両都市市民たちが積極的に参加してくれたのと応援してくれたおかげで、持続的なオンライン交流を推進することが出来ました。姉妹都市市民間の相互文化と地域を理解して関心があることに対して意見交換と意思疎通を通じて、友情を深めている姿を見ると、心が温かくなります。

新型コロナウイルス感染症が完全に終結せず、以前のような自由な往来はまだ出来ませんが、草の根サランバンを通じた両市との交流が続いているので、今後も光州広域市と仙台市との活発な交流が期待できます。日本の皆さんも是非光州にお越しください」

*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

km137426@korea.kr