ドイツ初のK-POP専門ラジオ番組、「ベストミュージックK-POP」が10月14日、初放送をされた。写真は、ドイツ・ベルリンのrbb Radio Fritzスタジオにいるジャスティン・ティンペ。
rbb Radio Fritzスタジオで、インタビューに応じる「ベストミュージックK-POP」のDJ、ジャスティン・ティンペ=11月12日、ドイツ・ポツダム、ヤスミン・ミコライ
- 自己紹介をお願いします。
2016年からラジオやテレビ番組の進行役を務めている。現在、担当している番組は「ベストミュージックK-POP」。また、rbbの朝番組のプロデューサーとしても活動している。
- 「ベストミュージックK-POP」が初放送された感想は。
まるで夢のようだった。Radio Fritzは2年前からK-POP番組の司会者を探していた。私がK-POPのファンだということを知ったスタッフは、私にテスト放送を勧めてくれた。テスト放送がうまくいったおかげで、すべての過程が予想より早くスムーズに行われた。駐ドイツ韓国文化院も言語の壁という問題を乗り越えられるように力を貸してくれた。K-POPオタクである私にとって、全てが夢のようだった。
- 「ベストミュージックK-POP」を番組にした目的は。
一つのプラットフォームを作り、コミュニケーションの場を設けたかった。海外ではK-POPファンがコミュニケーションできる場が多くない。
- 紹介するK-POPの曲はどのように決めているか。
最新のリリース曲や流行中の曲を中心に紹介している。しかし、以前、人気のあった曲を紹介する場合もある。
- ラジオ番組を放送するにあたって、難しいと感じる点はあるか。
K-POPは、聞くだけではなく、見る楽しみも大変大きい。しかし、ラジオでは、聞かせることはできるが、見せることができないのが残念だ。この点が惜しい。しかも、2週間ごとに放送されるので、K-POP、韓国のアイドルや文化を全て紹介するには時間が足りない。今後、ポッドキャストやTikTokなどのツールを通して、K-POPをさらに発信していきたい。
- ドイツで韓国文化の人気はどれくらいなのか。
最近、フランクフルトで開かれたKCONや駐ドイツ韓国大使館が開催する様々なイベントを通して、韓国文化に対するドイツ人の関心は相当高いと感じた。ベルリンの大きなショッピング街にも、韓国料理店や韓国のアパレル店をよく見かける。
- K-POPはドイツだけでなく、世界中にたくさんのファンがいる。みんながK-POPにハマった理由は何だと思うか。
K-POPは、無限の可能性を潜めている。K-POPは一度聞いたら、頭から離れない。知らぬ間にK-POPの魅力に完全にハマってしまうのだ。また、K-POPの西欧化は、全世界的なブームを巻き起こした。K-POPがまだ身近ではない人でも、気軽に聞くことができる。ロゼがブルーノマーズとコラボした「APT.」が、いい例だと思う。
- 初放送されてから、最も記憶に残る反響は。
初放送されてから、たくさんのコメントが殺到した。涙が出るくらいとてもうれしかった。「これがまさに私たちが望んでいた番組だ。これからも素敵な曲をたくさん紹介してほしい」というコメントが記憶に残る。スタッフも「こんなにたくさんのコメントをもらったのは、今回が初めてだ」と一緒に喜んだ。
- K-POPファンであり、「ベストミュージックK-POP」の司会者として目標は。