中東4カ国のうちクウェートを訪問した朴槿恵(パク・クネ)大統領は2日、「シャベール・コーズウェイ」海上連陸橋の建設現場を訪問した。
シャベール・コーズウェイ連陸橋は、クウェート湾を横切る総延長48キロの世界で最も長い海上橋で、現代建設とGS建設が現在施工中だ。クウェート市内から北部シルクシティ地域までの移動距離は、これまでは約80キロで、70分ほどかかっていた。しかし、2018年末に海上橋が完成すれば、移動距離は36.14キロに減り、所要時間も20分へと大幅に縮まる。現代建設は26億ドル規模のメインリンクを、GS建設は6億ドル規模のドーハリンクを建設中で、2018年11月に完成する予定だ。
朴槿恵大統領がシャベール・コーズウェイ海上連陸橋の建設現場を訪れ、海外建設労働者を激励した
朴大統領はこの日、シャベール・コーズウェイ広報館を訪問し、海外建設労働者を励ます一方、事業推進の現況などを聞いた。そのうえで、今年は海外建設50周年、海外建設累積受注額7000億ドルの達成が見込まれる重要な年と評価した。特に、クウェート国王が首脳会談で、「韓国はどんなプロジェクトを引き受けても見事に完遂することで知られている」と発言したことを伝え、「信頼を得たことを誇りに思う」と語った。
続いて、午後にはクウェートのバヤンパレスで開かれた「韓国・クウェートビジネスフォーラム」に出席し、「両国の経済革新の方向に合わせて経済協力も新たな一歩を踏み出さなければならない」と強調した。
朴槿恵大統領は2日、韓国・クウェートビジネスフォーラムに参加し、両国間の経済協力について議論した
朴大統領は、両国の経済協力の発展に向けた方策として、△クウェートの物流インフラの整備に向けた協力強化△エネルギー協力の単なる需給関係から互恵的協力関係への拡大△公共部門の革新による民間投資と効率的経済成長のバックアップなどを提案した。この日のフォーラムでは、クウェートの大型ショッピングモール内にキッズカフェを造る事業に関する契約を含め、28社、約1億3500万ドル規模の実質的な契約が締結された。
コリアネット イ・スンア記者
写真提供:大統領府・聯合ニュース
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