政策

2016.04.05

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メキシコ日刊紙「エル・ウニベルサル」に3日(現地時間)付で朴槿恵大統領の書面インタビューが掲載された



メキシコを公式訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は3日(現地時間)、「韓国政府はメキシコをはじめとする中南米諸国と緊密に協調し、安保理決議の徹底的な履行をはじめ強力な対北圧迫外交を通じて、今回こそは必ず北韓の変化を導き出す」と話した。

朴大統領はメキシコ日刊紙「エル・ウニベルサル(El Universal)」との書面インタビューで「メキシコが北韓の4回目の核実験以降、強力な糾弾声明を発表し、MIKTA(中堅国機構)外務相共同糾弾声明が迅速に採択されるよう貢献してくれた点に感謝の意を表する」と語った。MIKTAはメキシコ、インドネシア、韓国、トルコ、オーストラリアが参加する国家協議体。また、韓国政府はメキシコをはじめとする中南米諸国と緊密に協調し、安保理決議の徹底的な履行をはじめ強力な対北圧迫外交を通じて、今回こそは必ず北韓の変化を導き出すと強調した。

また朴大統領は、「韓・メキシコ自由貿易協定(FTA)が締結されれば、メキシコの立場では北東アジアへの新しい関門が開け、韓国は北米と中南米市場への進出を拡大できるウィンウィンの効果を創出できるものと期待している。ここ10年間、韓国企業の対メキシコ投資が8倍以上増加し、一昨年からメキシコが韓国の中南米における最大の貿易国へと成長するなど貿易や投資が急増しているが、両国間の貿易や投資など経済協力拡大を制度的にバックアップできればと思う」と述べた。

朴大統領はメキシコも参加する環太平洋パートナーシップ(TPP)協定について「最も質の高い、新しいグローバル通商規範となるTPPの妥結は国際貿易秩序において大きな意味があると思う。そのため、両国間の速やかな貿易・投資拡大や経済協力強化に向けた韓・メキシコ間FTAを締結することは意義深い」と強調した。

続いて「両国が将来より身近な国として発展するためには、相手国の文化に接し体験する機会をさらに拡大しなければならない。まず、メキシコシティー韓国文化院の規模と機能を拡大し、より多くのメキシコ人が韓国の文化を体験できるようにする予定だ」と話した。これと併せて、今回の訪問を契機に締結される文化創造産業協力覚書(MOU)を通してコンテンツ交流活性化の基盤を築き、両国が合意する観光協力に向けた具体的な協力プログラムを活用し、共に観光分野の協力で新たなステージに進もうと明らかにした。

コリアネット ウィ・テックァン記者
写真:エル・ウニベルサル(El Universal)ホームページ
翻訳:イ・ジンヒョン
whan23@korea.kr