政策

2016.04.25

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22日、ソウル新羅ホテルにて財団法人ミルとフランス商工会議所傘下の料理専門校エコール・フェランディーが合意覚書(MOA)を締結した。写真は財団法人ミルのキム・ヒョンス理事長(左)とフランス・パリ商工会議所のジャン=ポール・ヴェルメシュ(Jean Paul Vermès)議長が合意覚書(MOA)に署名している様子

22日、ソウル新羅ホテルにて財団法人ミルとフランス商工会議所傘下の料理専門校エコール・フェランディーが合意覚書(MOA)を締結した。写真は財団法人ミルのキム・ヒョンス理事長(左)とフランス・パリ商工会議所のジャン=ポール・ヴェルメシュ(Jean Paul Vermès)議長が合意覚書(MOA)に署名している様子



22日、財団法人ミルとフランス料理校のエコール・フェランディーは世界の食文化をリードする融合人材を育成するための合意覚書(MOA)を締結した。これにより韓国とフランスの国民は自国でも相手国の料理を学べるようになった。このMOAは▼エコール・フェランディー教育課程に韓食の正式カリキュラムを導入▼韓国内にフランス料理と韓国料理課程を融合させた料理専門校フェランディー-ミルを設立することを骨子とする。

財団法人ミルのキム・ヒョンス理事長とフランス・パリ商工会議所のジャン=ポール・ヴェルメシュ議長が合意覚書(MOA)に署名してから記念撮影をしている

財団法人ミルのキム・ヒョンス理事長とフランス・パリ商工会議所のジャン=ポール・ヴェルメシュ議長が合意覚書(MOA)に署名してから記念撮影をしている



エコール・フェランディーが他国の料理を正式カリキュラムに導入するのは開校以来初めてのことだ。エコール・フェランディーは1920年に設立されたフランス・パリ商工会議所傘下の料理専門教育機関。この度のMOAによりエコール・フェランディーの正規教育課程を履修した学生らは基本フランス料理のカリキュラムに加え、韓食融合課程を経ることになる。

フェランディー-ミル校は、韓国料理とフランス料理についての幅広い理解と関連技術を身につけた融合人材の育成を目指す。また教育課程は正規(9カ月)および短期(3カ月)の2コースに分かれる。

両機関は交換留学生制度を運営、相互文化交流を拡大する計画だ。とくにフェランディー-ミル校の卒業生にはフランス有数のレストランと連携するインターンシップのチャンスが与えられる。

ミルのキム・ヒョンス理事長は「最高の権威を誇るフランス料理専門校エコール・フェランディーとミルの協力は両国の文化交流における新たなモデルとなり、レベルの高い文化的価値を生み出すのに貢献するはずだ」と述べた。

ミルは昨年10月、韓国内の16の企業が基金を出して設立した文化専門財団で、衣食住・伝統文化・芸術分野で韓国を発信している。

コリアネット ウィ・テックァン記者
写真:文化体育観光部 チョン・ソヒャン
翻訳:イム・ユジン
whan23@korea.kr