康京和外交部長官(左から5番目)とフィリピンのアラン・ピーター・カエタノ外務大臣(左から3番目)などASEAN加盟国の外務大臣らが記念撮影をしている=1日、釜山、外交部
[イ・ギョンミ]
韓国と東南アジア諸国連合(Association of South‐ East Asian Nations、ASEAN)10カ国の文化交流の架け橋となる「ASEAN文化院」が1日、釜山(プサン)で開院した。
「韓国とASEANが分かり合い、国際交流のプラットフォーム」というビジョンを掲げ、開院式には康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、レー・ルオン・ミン(Le Luong Minh)ASEAN事務総長、フィリピンのアラン・ピーター・カエタノ(Alan Peter Cayetano)外務大臣などASEAN10カ国の外相や関係者ら約500人が出席した。
康長官は、「ASEAN対話国の中で大韓民国に初めて開院されるASEAN文化院は、韓国政府が重点を置いて進めているASEANとの関係強化において重要な役割を果たす」とし、「これからASEAN10カ国の文化・歴史を韓国に伝え、韓国とASEANの間で人的・文化交流を促進することを期待する」と述べた。
ASEAN文化院で開かれている特別展「華婚之情」=ASEAN文化院
ASEAN設立50周年を迎え、今年開院したASEAN文化院は、6,524.78㎡規模の地下2階・地上4階の建物で、企画・常設展示室、仮想現実(VR)体験室、セミナー室、公演会場などがある。
1階の企画展示室では、開院を記念してASEAN10カ国(インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス)の結婚文化を紹介する特別展「華婚之情」が11月19日まで開かれる。インドネシアのジョグジャカルタ王妃の伝統花嫁衣裳やマレーシアの伝統婚礼ベッドなどASEAN10カ国の結婚用品が展示される。
VR体験室では、カンボジアのアンコール・ワットを鑑賞することができる。インドネシアのボロブドゥール寺院遺跡群とミャンマーのバガン遺跡が今年以内に追加される予定だ。
屋根と軒を強調するASEAN建築物の特徴を生かして建てられたASEAN文化院=ASEAN文化院
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