政策

2018.01.05

他の言語で読む
moon_170105_article_1.jpg

慰安婦被害者の朴玉善氏と抱き合っている文在寅大統領(右)=4日、青瓦台



[ミン・イェジ、キム・ウニョン、イ・ギョンミ]

[写真=青瓦台]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日、国賓級の待遇で、旧日本軍の慰安婦被害者8人を青瓦台(大統領府)に招いた。

文大統領は、「国を失った際に国民を守れず、(被害者の)おばあさんたちに苦しみを経験させた。日本による植民地時代から独立した後、おばあさんたちの苦痛を癒すべきだったが、そうできなかった」と慰めの言葉を送った。

2015年12月に結ばれた慰安婦問題韓日合意に関して文大統領は、「おばあさんたちのの意見も聞かず、おばあさんたちの意に反する合意をしたことに対して大統領として謝罪する」と述べた。

また、「合意は真実正義の原則に反するだけでなく、政府(前政権)がおばあさんたちの意見を聞かず、一方的に進めた、内容と手続きのどちらも間違ったもの」とし、「大統領として(日本との)両国間の合意が公式合意であったことは否定できないが、その合意により慰安婦問題が解決されたということは受け入れないと言明した」と強調した。

旧日本軍の慰安婦被害者である李溶洙(イ・ヨンス)氏は「2015年12月28日合意以来、毎日苦しくてもどかしかった」とし、「この合意が間違ったと言ってくれた文大統領の発言ですっきりした」と述べた。

続いて、「少女像撤去など日本の立場に対して、少女像が怖ければ謝罪しなさい」とし、「国民が被害者の家族で慰安婦問題が解決できれば世界に平和が訪れる」と付け加えた

他の慰安婦被害者である李玉善(イ・オクソン)氏は「幼い少女を強引連行して死なせたのに(そのようなことを)してないとのことはとんでもない」とし、「しっかりと謝罪してほしい。文大統領と韓国政府を信じる」と呼びかけた。

moon_170105_article_2.jpg

慰安婦被害者である金福童氏に挨拶している文在寅大統領=4日、ソウル新村



一方、文大統領は入院している慰安婦被害者である金福童(キム・ボクトン)氏を訪れた。金氏は全世界に慰安婦の被害を知らせている。

金氏は「日本から受け取った慰労金を返さなければならない。公式謝罪と賠償を要求する」と強調した。

km137426@korea.kr