南北鉄道協力の分科会議に出席するため出発する前に、取材陣から質問を受ける金正烈国土交通部第2次官(中)=26日、ソウル、統一部
[イ・ギョンミ]
板門店(パンムンジョム)宣言の履行に向け、南北間の協議が続いている。
まず、南北の軍を結ぶ通信ラインの復旧に合意し、鉄道や道路の連結と山林分野の協力に向けた会議も相次ぎ開かれている。
南北は26日午前、板門店の韓国側施設「平和の家」で鉄道協力分科会議を開き、東海線・京義線鉄道の連結について議論している。
また、道路の連結・現代化事業を協議するための道路協力分科会議は28日に板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開かれる。山林協力の文化会議は7月4日に開催される。
軍の通信ラインの復旧に関して議論する韓国と北朝鮮の代表団=25日、京畿道・坡州、国防部
軍事協力の分野で南北は25日、京畿道(キョンギド)の坡州(パジュ)市にある南北出入事務所で実務協議を行い、南北の軍の通信ラインの早期復旧で合意した。
国防部は「今回の実務協議で、南北が板門店宣言の軍事分野における合意履行に向け、何よりも軍の通信ラインの復旧を急ぐことで一致した」と発表した。
これに先立ち、韓米国防部は板門店宣言の後続措置と関し、定例の韓米合同指揮所演習「乙支(ウルチ)・フリーダム・ガーディアン」(UFG、Ulchi Freedom Guardian)の中止に加え、海兵隊による合同訓練(KMEP)まで中止すると発表した。
赤十字会談で合意された8月の離散家族の再会行事のため、1次の出席者を選ぶ推選も25日、ソウルで開かれた。高齢者や直系家族を優先し、500人を選んだ。南北は生死を確認する依頼書のやり取りを経て、8月4日に最終名簿を交換する。
27日には、韓国側から離散家族の再会場所を補修するための点検団を北朝鮮に派遣する。
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